船橋ではたらく、あの人にインタビュー
2階を通りすぎるだけじゃもったいない!地域密着の多機能ビル船橋FACE

JR船橋駅と京成船橋駅を結ぶ連絡通路は毎日多くの人が行き交っています。
まいぷれ船橋市編集部が、船橋で活躍する企業や個人の方にスポットを当てる企画「船橋ではたらく、あの人にインタビュー」。
第3回は、2003年の開業以来、船橋駅前の「顔」であり続ける船橋FACEの仕掛け人「船橋FACE商店会」にインタビューしました。
多くの人にとって船橋FACEは、ただ人々が行き交う通り道かもしれません。しかし、そのガラス張りのビルの中には、私たちの知らない、船橋の街と人をつなぐ温かい物語が息づいています。
紡いできた歴史と地域との関わりについて、船橋FACE商店会会長の髙松彰さんと事務局の福川しづ江さんにお話を伺いました。

お話を伺った福川さん(左)と髙松さん(右)
『千葉ピーナツ』は髙松さんが代表を務めています。
まいぷれ編集部 本日はお忙しい中ありがとうございます。まず、船橋FACEが誕生した経緯から教えていただけますか?
福川さん はい。大きなきっかけは、昭和30年代から進められた国鉄(現JR)と京成線の高架化事業でした。それに伴う駅前の再開発計画の中で、この場所に新しい商業ビルを建てることになったんです。ただ、ビルを作る上で大きな課題がありました。例えば、食事を楽しむ飲食店と、じっくり商品を選ぶ高級ブティックが隣り合っていたら、お客様の流れがスムーズにいかなくなってしまいますよね。
まいぷれ編集部 お昼ご飯を食べようと飲食店を探している人が、いきなり高級なブティックのショーウィンドウに立ち止まるとは考えづらいですもんね。
福川さん そこで、店舗の配置や運営を管理する会社が作られ、同時にテナント同士の連携を深めるために「船橋FACE商店会」が発足したんです。
まいぷれ編集部 駅直結という最高の立地ですから、開業当初の反響はすごかったのでは?
髙松さん そうなんです。なにせ、開業初日は10万人が押し寄せたと聞いています。(当時の熱狂を思い出すように目を細める髙松さん)
私がやっている1階の『千葉ピーナツ』まで、普段ならすぐに2階から下りてこられるのに、当日は10分もかかったという話もあるほどです(笑)。本当に、ものすごいお祭り騒ぎだったようです。

船橋FACEビル開業初日の写真。当時の盛り上がりが伺える。
提供:株式会社千葉ピーナツ
まいぷれ編集部 船橋FACEというと、全国的なチェーン店が多いイメージがありますが、そういった点はいかがですか?
福川さん そう思われる方も多いのですが、実は地元企業のテナントがすごく多いんですよ。船橋や市川など、近隣に本社を置く企業や、大手フランチャイズの加盟店が多いんです。 実際、現在38店舗のうち、髙松さんの『千葉ピーナツ』をはじめ、17店舗が近隣に本社を置く企業なんですよ。
髙松さん これは特に地元企業を誘致したわけではなく、テナントを募集したら自然と集まったんです。私たちとしても嬉しい驚きでしたね。
まいぷれ編集部 そうだったんですね! 自然と地元企業さんが集まってきたというのも素敵です!
まいぷれ編集部 商店会としては、何か具体的な取り組みをされていますか?
福川さん はい。船橋FACE商店会では、ビル内で働く約2,500人の従業員向けに『FACEパスポート』というものを発行しています。このパスポートをお店で提示すると、5%から10%の割引が受けられるんです。まずは、船橋FACEで働く人たちに、もっと船橋FACEの中のお店を好きになって利用してもらいたい、という狙いがあります。
まいぷれ編集部 なるほど、働く側にもお店側にも嬉しい仕組みですね!
福川さん そうなんです。そして、実はもう一つ大切な目的がありまして。このビルの上層階には全国的な大企業の支店が多く、一見すると地域とのつながりが薄く感じられるかもしれません。ですが、このパスポートを持つことで、普段は接点のない従業員同士が、「あ、この人も同じ船橋FACEで働く仲間なんだな」という、ゆるやかな連帯感を抱くきっかけが生まれるんです。
まいぷれ編集部 たしかに、オフィスで働く方とお店の方が交流する機会は少ないですもんね。割引が、思わぬ一体感に繋がっていると。
福川さん ええ。昔ながらの商店会が持つような「顔の見える」密な関係とは少し違いますが、「船橋FACEで働く」という共通項を通じて、ビル内の一体感を育む。この「FACEパスポート」は、そんな役割も担ってくれているんです。

パスポートの提示で最大10%OFF等のサービスが受けられる
まいぷれ編集部 船橋FACEはどのようなコンセプトで運営されているのでしょうか?
福川さん はい。船橋FACEは「船橋のお役立ちビル」というコンセプトを掲げています。ですから、商業施設だけでなく、パスポートセンターや市民文化創造館の「きららホール」といった行政施設も入っているのが大きな特徴なんです。
まいぷれ編集部 たしかに、買い物以外で船橋FACEに来る方も多いですよね。特にきららホールはいつも賑わっているイメージです。
福川さん ありがとうございます。おかげさまで、きららホールの利用稼働率は99%と非常に高く、利便性の高さを評価していただいています。ただ、それが我々にとって今後の課題にも繋がっているんです。
まいぷれ編集部 盛況なのが課題ですか?
髙松さん そうなんです。船橋FACEはフロアによってお客様の目的が全く違うんですね。1階は船橋駅近隣の地元の方が中心、2階は駅の乗り換えで通る方が多い。そして、きららホールなど行政施設を利用する方は、エレベーターで目的の階へ直接向かってしまうんです。
まいぷれ編集部 せっかくビルの中には来てくれているのに、お店のあるフロアは素通りされてしまうと。
髙松さん ええ。そういった方々に、どうやって商業施設の多い1階~3階に足を運んでいただけるか。それが今後の大きなテーマですね。
まいぷれ編集部 何か「こんな魅力もあるんだよ」という隠し球のようなものはありますか?
福川さん 隠し球というと大げさですが(笑)。実はあまり知られていませんが、船橋FACEからは、外に出ずに船橋駅隣接の商業施設へ行ける地下通路があるんです。
まいぷれ編集部 そうなんですか!?それは知りませんでした!
福川さん 残念ながら、利用される方は多くないのですが…。夏の暑い日や雨の日には本当に便利なので、ぜひ皆さんに知っていただいて、もっと使ってもらいたいですね。

地下通路の船橋駅側からの一枚

地下通路を進むと船橋FACEのロゴを発見!
まいぷれ編集部 船橋FACEのシンボルとして、2階のストリートピアノが思い浮かびます。あのピアノについて、詳しくお聞かせいただけますか?
福川さん あのピアノを設置したのは2018年頃だったと思います。同じく船橋市本町にある伊藤楽器店さんから譲り受けたもので、メンテナンス費用などは商店会で負担しているんですよ。
まいぷれ編集部 船橋FACEのストリートピアノといえば、いつも誰かが弾いているイメージがあります。
福川さん ええ、本当に日常的に多くの方に使っていただいていたんです。だからこそ、コロナ禍で一時的に利用を中止した際には、再開を望むお電話が事務局に殺到しまして…。
まいぷれ編集部 それだけ皆さんの生活の一部になっていたんですね。
福川さん そうなんです。それに加えて、プロの演奏家の方が弾いてくださったり、テレビの企画で取り上げていただいたりする機会も増えました。そういった一つ一つの積み重ねで、「船橋でピアノがある場所といえば船橋FACE」というイメージが定着したのだと、大変嬉しく思っています。
船橋FACEの象徴であるストリートピアノ
まいぷれ編集部 最後に、船橋FACEでは今後どのようなことに取り組んでいきたいとお考えですか?
福川さん そうですね、まずは解決すべき課題からお話ししますと、現状では駅からの案内表示やビル内の案内が十分とは言えません。特に海外からのお客様にとっては、どこに何があるのか分かりにくいというご意見もいただいていまして…。JRや京成電鉄との接続デッキでの案内強化は、急いで取り組むべき課題だと感じています。
まいぷれ編集部 たしかに、駅と直結しているからこその課題ですね。ビルの中での人の流れはいかがですか?
髙松さん そこも大きな課題でして、どうしても「2階は通路」という扱いになってしまっているんです。
まいぷれ編集部 駅と駅を結ぶ通り道になってしまっている、と。
髙松さん ええ。そこをただ通過するだけでなく、他の階にも興味を持って足を運んでいただく。そういったお客様を呼び込む工夫も、今後しっかり取り組んでいきたいですね。
まいぷれ編集部 そうした課題を一つずつクリアしていく先に、どのような未来を描いていらっしゃいますか?
福川さん はい。船橋市は今も人口が増えていますし、最近は海外からのお客様も非常に多くなっています。ですから、こうした課題を改善しながら、船橋FACEの利用者も今後さらに増えていくと期待しているんです。ますます賑やかになるのが楽しみですし、より多くの方に快適にご利用いただける施設にしていきたいですね。

最後はやはりピアノの前で1枚
まいぷれ編集部 最後に読者の方へ一言お願いします!
髙松さん 船橋の顔として生まれた船橋FACEは、早いもので開業から22年を迎えました。これからも市民の皆様に愛され、船橋のシンボルになるよう尽力致します。
福川さん 船橋のお役立ちビルとして、お気軽にお越しください。
まいぷれ編集部 本日はお時間いただきましてありがとうございました!これからの船橋FACEの盛り上がりがとても楽しみです!
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

船橋にファンを増やしたい!クジラから始まったニチレイフーズ船橋工場の歴史と「ハミダス」船橋への思い
食を通して船橋の人々の暮らしを豊かに!地域への思いから「あるある」までインタビュー!

船橋の「太陽」であり続ける。船橋市民と紡いできた、ピーターパンの物語。
目指せ100年企業! ピーターパンが大切にするホスピタリティと地元愛

まさに船橋の顔!船橋FACE商店会が紡ぐ、街の物語
2階を通りすぎるだけじゃもったいない!地域密着の多機能ビル船橋FACE
船橋市習志野台3-2-1
[ 銀行 ]
地域に根ざし、お客さまに喜ばれる店舗をめざします
船橋市芝山7-4-4
[ 出張トレーニング・ペットホテル・お散歩代行・ペットシッター ]
お宅のワンちゃんとのより良いコミュニュケーションの為に♪
船橋市西船4丁目
[ 散策系YouTuber、俳優、MC ]
YouTubeで地元・船橋を中心としたニッチな情報を発信中!
船橋市本町4-2-20
[ 案内所(観光案内、道案内) ]
官民連携で船橋の魅力を発信! 街の“イイトコ”お尋ねください♪
船橋市三山4-13-1
[ 児童発達支援・放課後等デイサービス ]
月最大8回の入浴支援! 医療的ケア児対応の放課後等デイサービス
船橋市栄町1-5-15
[ 仏教寺院(法事) ]
まちの相談室 占い ワークショップも! 船橋のコミュニティスペース