おすすめ! 船橋・習志野ラーメン倶楽部
麺処ゆきち【北習志野】(淡麗醤油)
新京成と東葉高速が交わる北習志野は、有名店の『大勝軒(西口)』『北習 大勝軒』を始め、駅から徒歩圏内に10軒以上のラーメン店が構える激戦区。その中から今回伺ったのは、2013年3月のオープン以来、淡麗系ラーメンが評判の『麺処ゆきち』さん。ラーメンの奥深さにハマり、楽しみながら創意工夫をこらす店主による、どんぶりの中で絶妙なバランスが成り立つあっさりラーメンをいただきました!
※2022年5月に、千葉県船橋市習志野台4-1-8 2Fに移転しています。
ラーメン店では珍しいスタイル
店内はオーソドックスなカウンター
北習志野駅から6分、他のラーメン店やスーパーなどを横目にテクテク歩いてお店に到着。ぱっと見ではラーメン店らしからぬ雰囲気にたじろぎますが、それもそのはず、以前はスナックだったそう。ただ、店内は明るくクリーム系の色調や木の風合いでまとめられ、夜の店の名残はないのでご安心を。ラーメンは基本、醤油と塩、ご当地ラーメン・船橋ソースラーメンの3種類。オススメをお伺いしたところ、野菜の旨みがプラスされた醤油Aとのこと。早速、作っていただきました。
醤油A 650円
「ラーメンは全体のバランス」と店主が言うとおり、丼の中では鶏ダシ(丸鶏・鶏ガラ)・煮干し・醤油・野菜などの旨みが混在しつつ一体化して、あっさりしているのにコクがあってクセになる味わい。スープに絡むはカネジン食品製のツルモチ中細麺。脂少なめの豚バラチャーシューなどのトッピングも突出した主張はしませんが、食べてみるとスープや麺と調和して、これは必要不可欠な存在だなと納得してしまいます。まるで哲学者に静かな口調で諭されるような、非常に理屈の通ったラーメンだと感じました。
キーとなる再仕込みしょうゆと下総醤油
トマトベースの野菜ダレ
醤油は3種類をブレンド。再仕込みしょうゆはコク、下総醤油は上品さ、薄口醤油は塩分をプラスしてくれます。また、野菜の甘みやちょっとした酸味を加える野菜ダレは、控えめながらもしっかりとスープの中で存在感を放ちます。あっさりなのに「もう一口、もう一口」と求めてしまうのは、これらの素材がパズルのピースのようにぴったりとはまっているからなんですね。
一杯一杯大切に作る姿勢
修業期間は約7年、2店舗で腕を磨いた店主。『アイバンラーメン』で醤油と塩を、そして『麺処くるり』で味噌ラーメンを学んだそう。修業していく中で、ラーメンの奥深さ、そして自由度の高さに惚れ込み、店主ならではのラーメンが形作られていったのです。ちなみに、『アイバンラーメン』の限定メニューとして考案したカボチャ豚骨は、アイバンさんがカボチャを苦手で採用されなかったという、ちょっとズッコケなお話もしてくれました。(いつかはカボチャを使ったラーメンが限定メニューとして登場するかも、楽しみにして下さい)
醤油はAとB
塩とソースラーメン
トッピングなど
醤油A 650円は野菜の旨みと醤油のコクが合わさった一品。醤油B 650円は煮干し油を足し、麺をズズッとすすった時にふわりと魚の香りが漂います。よりスタンダードな醤油といえばこちらが近いかもしれません。また、醤油と並んでファンが多いのは塩 650円。3種類の塩をブレンドしたスープは、煮干しや貝、昆布などの魚介の風味を感じられ、さっぱりといただけます。2015年の冬期は味噌ラーメン 700円も登場。とにかく、全てのラーメンに共通しているのが、あっさりでコクがあってハマる味。さぁ、あなたも淡麗ラーメンの虜になりましょう。
店名 | 麺処ゆきち |
読み | メンドコロユキチ |
アクセス | 新京成線・東葉高速線北習志野駅から徒歩6分 |
住所 | ※現在は、千葉県船橋市習志野台4-1-8 2F に移転しています。 |
電話番号 | 047-407-2739 |
営業時間 | [月~金]
[土・日・祝] |
定休日 | 水曜(祝日の場合は不定) |
喫煙 | 完全禁煙 |
駐車場 | なし(近隣のコインパーキング利用) |
座席数 | カウンター 7席(ほか子供用イス1席) |
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。