「全員で守って、全員で走り、全員で攻める。そういうアグレッシブな全員バスケが魅力なので、そこを見てください」と、千葉ジェッツの魅力を語るのは、田中健介選手（PG・背番号9）。
後半戦に入って「ディフェンスから走ろうというチームのスタイルが明確になってきた」といいます。
実際、チームで守るシステマティックなディフェンスが安定したことで、目を見張るような速攻や、大きなパス展開、セットプレーなど攻撃パターンも多彩で、前半戦よりも「面白い！」と思います。

「みんなのディフェンスに対する共通意識があり、生き生きと自信を持っているように見えるのだと思います。自分でもその実感はあります。いいディフェンスができているので、速攻の数も増え、シュートセレクションが多くて成功率も高くなっています」

その中で、ポイントガードとしての田中選手の役割をお聞きしました。

「ディフェンスに入るとき、ガードから始まるので、みんなが見ています。そこで頑張って、ディフェンスからやるんだってことが伝わればいいなと思っています。だから前から当たって、ディフェンスの意識をチームのみんなが持てるように心がけています」

「毎試合、相手チームのガードの特徴をスカウティングで見ながら、かつ自分のディフェンスをしっかりやろうと思って臨んでいます。
相手がどうこうではなくて、自分たちのディフェンスを完成させれば、相手も嫌がります。だからまずは自分たちのディフェンスを完成させようとしています。油断しないように、抜かれないように、向こうのオフェンスをやらせないように、常に心がけています。
オフェンスは、流れを読みながら、選手の状態を見ながら、一番いいプレーを考えて攻撃パターンをコールしています。ガードからオフェンスが始まるので、しっかりとした気持ちを持ってやろうと思っています」

2012年には、コンディションがあがらずにプレー時間が短い試合もありました。「痛みを抱えている時期もありますが、いまはベストコンディションです」とのこと。

「運動量・スピード・パス、ボクのすべてを見てください！」と語ります。

ドリブルで切れ込む速さも魅力ですが、相手チームのポイントガードを押さえ込むディフェンスにもぜひご注目ください。

最後にみなさんへのメッセージをいただきました。

「本当にいつもありがとうございます。まだまだ僕達はスタートを切ったばかりです。もっともっと上に行くためにはみなさんの声援が必要です。ぜひ会場に足を運んで、僕達を支えてください！」

昨年よりさらにかっこよくなったという評判の田中健介選手に、これからも注目です。まだプロの試合を観戦したことがない方も、ぜひ一度体育館に足を運んでみてくださいね。