ファーストラウンドの相手は、今シーズンの開幕戦と同じカード、イースタン カンファレンス1位の日立サンロッカーズ東京です。

ともにディフェンス重視のチームですので、いかに立ち上がりにディフェンスからリズムをつかめるかが鍵となるでしょう。

昨秋、開幕前に行われた開幕記者会見で「お互いに負けないところは？」とお聞きしたときにも、
「ディフェンス重視してやっていますので、そのディフェンス力。そしてミッションとして、ONEというチームスローガンを掲げていますので、チーム力では負けません」（千葉ジェッツ・佐藤博紀選手）
「ディフェンスを強調しているので、そこだけは負けたくありません」（日立東京・酒井泰滋選手）
と、お互いにディフェンス力を強調していました。

プレーオフへの意気込みなどを、ヘッドコーチや選手のみなさんにお聞きしました。

レジー･ゲーリーHC
「ハイレベルのプレーができるということをシーズン最後の試合でみせてプレーオフに臨めます。選手一人ひとりの貢献とたくさんのブースターの応援が合わされば、プレーオフでもいい結果を出せると思います。
日立との試合はディフェンス重視のバトルになるでしょう。リーグの中でもトップを争うディフェンス重視のチーム同士ですから、ディフェンスが鍵になると思います。日立東京は長身選手のシュートブロックなどをディフェンスの軸に置き、我々はもう少しテクニカルな部分でディフェンスをしっかりやっていきます。
キーとなるのは、西村文男選手、ジャスティン・バレル選手、リック・リカート選手、小野龍猛選手です。静かなるリーダーである小野龍猛選手が序盤に3ポイントシュートを決めれば、まわりが乗ってきます。日立東京はアイラ・ブラウン選手やジョシュ・ハイトベルト選手、竹内譲次選手がキーマンとなるでしょう。
第1戦にフォーカスして、ベストな状況で臨めるように準備しています。つくばロボッツとの最終戦は、まるでドレスリハーサルのように、プレーオフに向けて一つひとつプレーを確認し証明する試合にすることができました」

佐藤博紀選手
「プレーオフは、いままでのバスケの集大成になります。ヘッドコーチがいつも言っているように、気持ちを出すところはアグレッシブに行きます。コート上で、選手みんなでレジーのバスケットを表現していきたいですね。悔いのないゲームにしていかなくてはなりません。
最終戦はプレーオフに向けていい気持ちが引き締まる試合だったと思います。今日は全員が出場したし、すごく伸び伸びとプレーし、プレーオフにつながるいいゲームでした。
シーズン中もプレーオフを意識して練習をするのだと、ヘッドコーチは常に言っていました。特別な練習ではなく、常にイメージして練習してきました。なのでプレーオフに向けて特別な練習はしません。
３連戦になったとしても、最初の５分、第１ピリオドを、そういうところだと思うので、一試合一試合を戦っていくだけです。その結果、セカンドステージが見えてきます。
翔太も戻ってきたので翔太からもエネルギーをもらって、プレーオフを戦います」

西村文男選手
「日立東京はいま一番リーグで強いチームなので、そこに勝てばあとは自然と流れができると思っているので、まずは初戦かなと思います。
向こうのバスケにつきあったら勝てないので、ディフェンスからリズムを作るのと、少しアップテンポで崩しにかかれればと、自分の中でプランはあります。
正直なところ、相手が決まってからはいかに倒すかということばかりを考えています。
たくさんの方にたくさんの声援をもらうと選手は力になりますし、自信にもつながります。レギュラーシーズンを通しても、たくさんの声援が選手の支えになっていたので、プレーオフも引き続き、赤色に染めてもらって熱い応援をお願いします」

宮永雄太選手
「シーズン終わってすぐプレーオフ始まるので、しっかりコンディション整えて、いい状態で試合ができるように調整したいですね。
僕らはチャレンジャーなので、プレーオフでは一戦一勝、上位を倒したいですね。一回戦から日立で、こんなやりがいのある試合はないと思うので、楽しみです。一試合一試合集中してやれば、面白い試合ができるんじゃないかなという位置まで来たので、楽しみです。
昨年ずっと負けてても叱咤激励してきてくださったのはブースターの方でした。スポンサーの方々もあわせ、どんなときもサポートしていただいたので、恩返しにプレーオフで面白い試合を見せたいなと思います」

石井講祐選手
「プレーオフは初めてなので、NBAのプレーオフみたいな特別な空気があるのかなとワクワクしています。
今年は全チームから勝ち星をあげられていますし、ジェッツのバスケを徹底していけば、どのチームに対しても勝つチャンスがあると思います。プレーオフこそ短期決戦なので、早い段階でまとまっていけばチャンスがあると思います。
初戦は日立ですけど、相手がどこであれ、自分たちのバスケをするだけです。日立はディフェンスリバウンドが強いので、そこにみんなでどれだけ集中できるかにかかっています」

星野拓海選手
「プレーオフでは、ファウルが多くなったときのようにプレーを変えたいときに出場すると思いますので、交代した人と同じプレーではいけないと思っています。
自分のよさは思いっきりシュートを打つとか、ディフェンスでハッスルするとか、そういう部分です。そういうことで貢献できると思うので、出たときには持ち味が出るように積極的にプレーしたいと思います」

上江田勇樹選手
「怪我ももう治ったので、あとはチームでプレーオフをどう戦っていくか、みなさんの声援を受けて、プレーオフのファーストラウンドをまず突破して、台風の目になるように、優勝目指して頑張っていくので、応援よろしくお願いします」

西村選手は、プレーオフが楽しみで仕方ないという様子。闘争心そのものという目の光にが印象的でした。
そして上江田選手に、ファイナルまで連れて行ってほしいとお願いすると、「任せてください！」とのこと。
シーズンの締めくくり。みなさん、いっしょに応援しましょう！

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