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GO!GO! 千葉ジェッツ

「船橋アリーナでのブーイングが楽しみ」上江田勇樹選手

大歓声を聞いて移籍を決断。ファンを思う気持ちが心を動かした。

2017/06/30

千葉県初のプロバスケットボールチーム「千葉ジェッツ」の情報をお届けする千葉ジェッツ公式応援サイトです。どのメディアよりも熱く深い愛情を持って取材記事を更新していきます。

「チャレンジし続けたい」上江田勇樹選手が退団

初めてお会いしたのは、入団して最初のイベント参加となったビアーレきたならの七夕祭り・ほおずき市でした。

黒いシャツに黒いパンツ、黒いサングラス、ピアス、ゆっくりとした歩調……なんか怖い……。
これが第一印象でした。最近になってご本人にそれを伝えたところ、「そんなだったかなぁ~」といつもの笑顔。いまではまったく印象が違います。明るくて、ほんわか癒し系で、いたずら好きで、ジャンボくんと絡んで、でも試合になればディフェンスを得意とするハードワーカーで、そして何よりも、とにかくファンを大切にする選手。

そんな上江田選手が千葉ジェッツを退団すると、5月25日に発表されました。こちらがそのときの正式コメントです。
「この度、千葉ジェッツを離れる事となりました。ブースターやファンの皆様には本当に苦しい時も楽しい時も共に戦い、支えられていたと思います。ジェッツは最高のチームでした。とても難しい決断ではありましたが、プロである以上、常にチャレンジし続けたいという気持ちがあり、この決断に至りました。 島田代表をはじめ、千葉ジェッツを取り巻く全ての皆様に感謝致します。ありがとうございました」

千葉ジェッツの成長を支えたディフェンスと3ポイントシュート

上江田選手は、千葉ジェッツがNBL(当時)に参入した年に加入し、ハードなディフェンスと、左手で放つ正確な3ポイントシュートで、年々進化する千葉ジェッツを支えてきました。

「アップテンポなゲーム展開で、観ている方々も楽しくなるバスケット。いっしょに盛り上がりましょう」とは、Bリーグ元年開幕前のコメント。シーズン中には、「選手がお互いの得手不得手を理解しチームが成長している」とおっしゃていました。しかし自身のプレータイムは伸びず、さびしい想いをされたファンの方も多かったのではないでしょうか。

その想いが爆発したのでしょう。4月22日に千葉ポートアリーナで開催された仙台89ERS戦で途中出場したときの大歓声には鳥肌が立ちました。それは翌23日も同じ、そして決めた3ポイントシュート!

5月28日に行われた「B.LEAGUE2016-17シーズン 千葉ジェッツブースター感謝祭」の後でお話をうかがいました。

20連敗をしたときにも応援してくださるブースターがいて、僕らは強くなれた

― ブースター感謝祭はいかがでしたか?

楽しかったです。たくさんの方が来てくださってありがたいです。年々来場者が増えて、個人としては全員にファンサービスができたのか心配になるほどです。たくさんの方に千葉ジェッツを知ってもらい、バスケを好きになってもらって、会場にたくさんの人が足を運んでくれたのでよかったと思います。

― ジェッツでの4年間を振り返ると、どのような想いがありますか?

今振り返ると、僕が来た年にはもう熱いブースターがたくさんいました。開幕4連勝してそこからの20連敗を経験しているブースターもたくさんいらっしゃいます。あれだけ負けていても、みんなが応援してくださったから、僕らは一年一年強くなることができ、今年天皇杯を獲れました。優勝は僕らだけの力じゃなくて、ブースターとともに戦った結果です。1点を争うゲームを勝ち切れるのはブースターの声援があるからこそで、その後押しが優勝という結果につながったのだと思います。

― かねてよりテッペンに立ちたいとおっしゃっていましたが、実際に立ってみてどんな景色が見えましたか?

テッペンに立ったと同時に、また新しくチャレンジャーとして戦っていかなければいけないと思いました。最高の舞台に立たせてもらって、本当にファンのみなさんに感謝しています。

プロである以上、コートで活躍してファンに恩返しをする

― 今回の移籍に際し、「チャレンジし続けたい」というコメントがありましたが、もう少し詳しく聞かせてください。

プロである以上、試合に出て、コートに立ってはじめて、ファンに恩返しができると思っているので、まずは試合に出なければいけないという気持ちがありました。難しい決断でしたが、移籍をしようと決めて、島田(慎二)代表も自分の意志を汲んでくださって、移籍ということになりました。

― ずいぶん迷われたのですね。

はい、迷いました。迷ったんですけど、プロである以上、選手である以上、コートに立ち続けたい、立たなきゃいけない、と思いました。それは自分のちっちゃいプライドかもしれないけど、コートに立ちたいという気持ちがあったので、そこをチャレンジという言葉を使いました。

― 今シーズンのご自身のプレーに納得がいかなかったという面もありますか?

シュートの確率がよくなってきていたので、今年こそはチャンピオンにという気持ちがありました。その目標は達成できましたが、そのときにコートに立てていない自分がいました。納得がいかないというよりは、不甲斐ないという気持ちです。応援してくださっている方のためにも、コートに立ちたかった。でもなかなかうまくいかず、ずっと応援してくださる方や、心配してくださる方もたくさんいて、申し訳ないシーズンになってしまったなと思っています。

あの声援を聞いたとき、ファンのためにコートに立ちたいと移籍を決断

― 4月の仙台戦で、パスを回して回してフリーになって3ポイントを決めたとき、ものすごい歓声で、しびれました。

試合にで出て、シュートを決めて、歓声があがると気持ちがいいものです。あの歓声を聞いて、やっぱり試合に出たいという気持ちが強くなったので、あの3ポイントシュートは僕にとっては意味のある1本でした。僕の中では、あの試合が移籍を決断した一つのポイントです。

― 大歓声が移籍を決断させたと聞くと、複雑です…。

いえ、ポジティブに考えたんです。迷いながらやるよりは、あそこで決断して、移籍という結果になった。逆にファンの人たちのためにも、来シーズンコートに立ちたいと思っています。
船橋アリーナで試合をするときはブーイングがすごいと思うんですけど、それが楽しみですね。

― みんな待っているのですから、ブーイングは起きないですよ!

いや、ブーイングしてくれるのが千葉ジェッツのブースターだと思っています。それがなかったら、僕が煽るくらいにやりますよ(笑)。
船アリで活躍することが、ファンの方に「頑張っているな」と思ってもらえることなのかと思います。

― 最後に、ファンの方へのメッセージをお願いします。

この4年、弱いジェッツから、連敗続きの苦しいときから、ずっと応援してくださってありがとうございます。結果として移籍をするという方向になりましたが、僕は千葉ジェッツブースターは最高のブースターだと思っています。世界一のブースターだと思っています。そのみなさんの前で、アウェイ側のチームではありますが、コートで活躍して恩返しをしたいと思っています。これからも頑張っていきます。ありがとうございました。

― 4年間、本当に本当にありがとうございました。

新天地は富山グラウジーズ

田中健介選手(左)と宮永勇太選手(右)<br>2016年12月19日撮影
田中健介選手(左)と宮永勇太選手(右)
2016年12月19日撮影
ファンの方を大切にする気持ちが、ひしひしと伝わってくるインタビューでした。

取材時には「移籍先はまだ決まっていない」とのことでしたが、先日、富山グラウジーズへの加入が決まりました。まさか千葉ジェッツでの初イベントでペアを組んだ田中健介選手と同じチームになるとは! 千葉ジェッツを創設したときのポイントガードである田中選手とのコンビネーションが楽しみですね。

またかつて千葉ジェッツに所属していた宮永雄太選手も、富山グラウジーズでした。2017-18シーズンの去就はまだ発表されていませんが、「選手のいい部分を引き出してゲームコントロールするのが僕の仕事。千葉ジェッツは自分にとって特別なチームなので、いいプレーを見せたい」とおっしゃていましたので、次の戦いも楽しみです。

そして2016-17シーズン、富山との対戦は船アリでした。2017-18シーズンも船アリ開催になることを切に願いながら、今後も上江田勇樹選手の活躍を見守りたいと思います。

では最後に、私が心に残っている場面を少し紹介します。

「NBL ALL-STAR GAME 2014-2015 in TOKYO」(大田区総合体育館)に、NBLオールスター EASTチームとして出場(2015年1月18日)

イヤーブックで荒尾岳選手とともに、料理の腕を披露(2015年8月6日)

味見をして「う~~ん」
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石井食品でのロケだったことから、このいたずら書き
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上江田選手のお手製タコライス
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第92回天皇杯 優勝祝勝会(2017年1月9日)

練習生の古牧昌也さんとパチリ。
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千葉ジェッツ ブースター感謝祭(2017年5月28日)

練習着のオークションでの笑顔
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サイン会前の笑顔。荒尾選手の顔は……
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宿敵(?)のジャンボくんとの一コマ
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ジャンボくんのサインを邪魔している?
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仲直りしたでしょうか
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