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ふなばし人脈駅伝

稲葉澄子さん インタビュー

船橋の一線で活動を続けて50余年

2015/10/20

生活学校での活躍から赤十字奉仕団での活動へ。

左上:太巻祭り寿司、中に模様が出る飾り寿司です。<br>右下:活動の様子、皆さん意欲的に参加されています。
左上:太巻祭り寿司、中に模様が出る飾り寿司です。
右下:活動の様子、皆さん意欲的に参加されています。
――現在はどのような活動をされているんですか?
講座や勉強会、実践活動を通して、暮らしに身近なあらゆる問題を解決しようと取り組んでいます。
ここ最近は伝統文化の継承にも取り組んでいて、千葉県の郷土料理である“太巻祭り寿司”を作って障害者施設に差し入れる、ということもしています。この太巻祭り寿司作りをきっかけに生活学校に入校される方もいらっしゃるんですよ。伝統文化の学びから暮らしの身近な問題へと興味を深めて活動する人が多いのも、この団体の意識の高さの表れかなと思っています。
ありがたくも赤十字奉仕団の委員長を拝命しておりますが、そこでも生活学校での活動による学びが生きていると感じています。
――その赤十字奉仕団での活動についてお話を聞かせてください。
身近で万が一のことが起きたときに役立つ技術を指導・伝達することが主ですね。防災訓練や救急法、心配蘇生法の講習会などを開催しています。それから献血推進の活動も行っています。
こういった活動を通して、市民の皆さんの防災・医療意識を高められるようにと取り組んできました。その結果、といえるかはわかりませんが、船橋市に県内最初のドクターカーが設置され、今ではその台数が県内最多になっていたり、防災・救護のシンポジウムも活発に開催されたりと、船橋を“救急医療先進都市”へと成長させることができたと感じています。

船橋を活動の第一線から見つめて、これまでとこれから。

――これまでの船橋での生活の中で印象深かった出来事はなんですか?
やはり船橋アリーナやふなばしアンデルセン公園、船橋市立医療センターなどの大きな施設が続々とできたことですかね。それもひとつひとつにしっかりと魅力や役割があって、ただの“箱モノ”ではない、というところに意義を感じます。
さらに、人口が増え続けているということも船橋のまちの発展を感じさせます。首都である東京の衛星都市として日進月歩の歩みを続けてきたことを考えると感慨深いです。
ふなばし市民まつりでの阿波踊り。<br>一糸乱れぬ踊りは練習の賜物だそう。
ふなばし市民まつりでの阿波踊り。
一糸乱れぬ踊りは練習の賜物だそう。
――稲葉さんがこれからどんな活動をしていくのか聞かせてください!
私自身はもうそれなりに年なので自分が新しいことをどうこうということは考えていませんよ(笑)。ただ、これからも発展していくであろう船橋の中でも、今の活動は続けていきたいですね。
その中でも新しいことを積極的に取り入れていくという姿勢は忘れずにいたいと思います。たとえば、以前本町通りのお祭りを盛り上げてほしいと頼まれたときに、たまたまテレビでみた南越谷の阿波踊りにインスピレーションを受けて「自分たちでもやってみよう!」と南越谷の方をコーチに招いて生活学校のメンバーを中心に始めたということがありました。それが5年前、今では市役所の職員さんも一緒になって、祭りを盛り上げています。そういった前向きな、新しいことにも恐れない積極性を忘れずに、これからも頑張っていきます。

あとがき

稲葉さん、ありがとうございました!

今年で86歳を迎えられたという稲葉さん。その重ねてきた経験や実績から出る言葉の重みと、年齢を感じさせない壮健な語り口に、終始感銘を受けていました。
「船橋のこれまでを支えてきてなお、これからもまだまだ頑張っていきたい」と意気軒昂なお言葉をいただきました。ますますのご活躍を期待しています!
また、次にご紹介いただいた方は「若いけれど責任感のある方」ということで、船橋の中でも歴史ある病院の院長先生だそう。思わず緊張してしまいます……! 

それでは、次回の「ふなばし人脈駅伝」でお会いしましょう!
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