ふなばし人脈駅伝
伊藤 博治(いとう ひろはる)さん
出身地:千葉県 船橋市
船橋の好きなところ:治安・環境が良いところ
さざんか募金運動推進協議会 会長
協議会所在地:船橋市南三咲3-18-9
「私」を出さない
これまでの取材では船橋に対する肯定的な意見が目立っていましたが、伊藤さんからは疑問が。
まちの現状と展望を、冷静に見極めることが重要だと実感しました。
―こうした活動の中で大事なことはどんなことですか?
先程も言った「自己犠牲」の精神、そして「滅私奉公」の姿勢ですね。
ボランティアというのはね、「私」が出てしまってはいけないんですよ。
あくまでも相手のため、みんなのためを考えて、それを再優先させなければならないんです。
つまり、原点となるのは「助け合いの気持ち」なんですよね。
みんながお互いを助けあうことで、幸福な世の中になっていくと思います。
船橋でのさざんか募金運動を通して、みんなで助け合えるような世の中の実現に向かっていきたいですね。
―船橋に対してどういう印象を抱いていますか?
色々な人が「船橋は活気のあるまち」だと言っていますが、本当にそうなのかな、と思うことがあります。
駅の構内やショッピングモールには似たようなお店ばかり入っていますし、商店街や地元のお店の元気がなくなっているように感じます。
昔から船橋に住み、商売をやっているような人たちにとっては厳しい状況なのかな、と思いますね。
ただ、環境や治安は良いですし、東京へのアクセスも便利なので、新しく船橋に住むようになった人たちにとってはとても住みやすいまちでしょうね。
ボランティアは不朽のもの
木村が爆笑必至の冗談を披露したため、取材は終始和やかなムードでした。
―最後にメッセージをお願いします!
この船橋を「温かみのあるまち」にしたいですね。
どうもこの頃、人間らしいコミュニケーションが失われてきているような気がするんです。
たとえば道を歩いていて、肩がぶつかっても謝らない人がいたり、傘同士がぶつからないような配慮をしない人がいたり……。
人間味のある心が欠けたままでは、本当に豊かなまちを作っていくことはできないでしょうね。
もう一つ。奨学金を受けとった人に、協議会に参加してもらいたいですね。
そして次の世代の子どもたちを助けてあげて、「助け合いの気持ち」が受け継がれていくといいなと思います。
どんな世の中になってもその気持ちは重要なものですし、それを育むことのできるボランティア活動は不朽のものなんじゃないかな、と感じています。
あとがき
みなさんがいつも待ち合わせに利用している「さっちゃん像」が実は募金箱だったなんて、ご存知でしたか?
これからは待ち合わせのたびに募金しましょう!
伊藤さんからは募金運動だけでなく、船橋の経済や日本の政治についての様々なお話も伺い、大変勉強になりました!
それでは皆さん、また次回の「ふなばし人脈駅伝」をお楽しみに!