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ふなばし人脈駅伝

伊藤拓史さん インタビュー

地元の人々に安らぎと憩いの場を!

2014/11/14

伊藤 拓史(いとう たくふみ)さん

 出身地:千葉県 船橋市
 船橋の好きなところ:三番瀬の海が好き!

 喫茶いずみ マスター
 店舗所在地:船橋市夏見台1-19-10-107
 
http://kissa-izumi.com/

「ふなばし人脈駅伝」第15回! 

手書きの大きな看板が特徴的。<br>ついつい目を引かれますね。
手書きの大きな看板が特徴的。
ついつい目を引かれますね。
すっかり冷え込んできましたがみなさん体調は大丈夫ですか?
木村は今週も元気に「ふなばし人脈駅伝」をお届けします!

今回ご登場いただくのは、
喫茶いずみ マスター 伊藤拓史さん
です!

前回の安藤さんからは、「珈琲への半端ではない情熱と個性的なキャラクターを持った方です」というコメントが。

この企画にご登場いただく皆さまはどなたも様々な個性をお持ちですが、伊藤さんはいったいどれほどの個性を見せてくれるでしょうか。
美味しいコーヒーをいただきながら、伊藤さんのお話に耳を傾けてみましょう!

それでは伊藤さん、よろしくお願いします!

地域の人々にとっての「いずみ」

上:取材中に近所のお母さんがいらしてお喋りに花が咲いていました。<br>下:地元の方が描いた絵が飾られているスペースも。
上:取材中に近所のお母さんがいらしてお喋りに花が咲いていました。
下:地元の方が描いた絵が飾られているスペースも。
―伊藤さんはどんなこだわりをもっているんですか?
コーヒーの世界でこだわりのある人、いわゆるコーヒーラヴァーを納得させたいという思いが強いんですけど、その一方で地元の人々の憩いの場でありたいというのがあります。
お客さんは地域のおじいちゃんおばあちゃんが多いですし、そういう人たちと一緒に心温まる時間を過ごせるようなお店づくりを心がけています。
「いずみ」って店名にはそういう、みんなが安らぎを求めてやってくるようにという意味も込めているんです。
喫茶店って、かしこまった雰囲気で緊張感のあるお店も多いじゃないですか。
もちろんそういうお店も大好きなんですけど、うちの場合は僕自身がお喋りな性格なので、気楽にいろんなお話ができるようなお店になってます。
地域の人たちもみんな応援してくれてありがたいですね。
小学校の時の担任の先生や中学校の同級生、この辺りの子どもたちもお母さんと一緒に来てくれたりします。
あとはもちろんコーヒーラヴァーもよく来ますよ。
週に1人や2人は遠方からやってきて、ずーっとコーヒーの話をしてますね。
他のお客さんからは「またやってるよ……」なんて呆れられたりしてますけど(笑)

喫茶店経営の夢

取材中、伊藤さんがコーヒーを淹れる繊細な手つきにすっかり見入ってしまいました!<br>もちろん味も格別でした!
取材中、伊藤さんがコーヒーを淹れる繊細な手つきにすっかり見入ってしまいました!
もちろん味も格別でした!
―この場所で喫茶店を始めたのはなぜなんでしょう?
場所に関しては、僕の実家が馬込沢にあってそこから通えるところに……ってものなんですけどね。
喫茶店をやりたいと思ったのは、大学時代にコーヒーショップでアルバイトをしたことがきっかけです。
その時コーヒーに目覚めて、いろんなセミナーにも行ったりするほどすっかりのめりこんじゃって、卒業するときにはいつか喫茶店を開業することを夢にしていました。
でもどんなところで修行すればいいかもわからなかったので、とりあえず食品に関わることのできる会社を、ってことでチーズの販売会社に入りました。
ただ社長があまりにも個性的すぎる人で、1年弱くらいで旅行会社に転職しちゃったんですよね。
そっちには4年くらいいたんですけど、社会人としての会話やコミュニケーションの基礎を学ばせていただきました(笑)
僕、もともと常識がなくって、最初は電話を取るのもすっごく難しかったんですよ。
サラリーマンのお客さんと共感しながらお話することもできますし、会社員時代の経験はすっごく今に活きていますね。

自宅の前で豆を売る

自宅前でコーヒー豆を売っていた時のお写真。<br>住宅街で豆が売られていたらびっくりですよね。
自宅前でコーヒー豆を売っていた時のお写真。
住宅街で豆が売られていたらびっくりですよね。
―ほぼ独学で喫茶店を開業されたんですか?
ええ、完全に独学ですね。
ただ、旅行会社に勤めていたとき、
このままただ会社勤めをしていても喫茶店は開けないし、何か行動しないと人生終わっちゃう! と思って、休日に自宅の前でコーヒー豆を売ってたんですよね。
馬込沢の住宅街でキャンプ用のテーブル出して、って今考えれば変態的な行動なんですけど……(笑)
もちろん最初はぜんぜん売れなかったですけど、近所の奥さんがちょっとずつ買ってくれるようにはなりました。
だいたい2年くらい続けていたんですけど、豆の焼き方の練習にもなったし、喫茶店を開く上ではいい経験でした。
喫茶店を始めてからも、本当ゼロからのスタートなのでなかなかお客さんも来なかったし、こんな場所でこんな高い値段でコーヒー出しても誰も来ないよ、なんて言われましたね。
それでもコーヒーの美味しさには自信がありましたし、そこで妥協しちゃったら個性がなくなっちゃいますから、値段分の価値を提供できるよう今でも踏ん張り続けています。
だけどやっぱり、この道20年! みたいなオヤジさんたちにはまだまだ敵わないんですよね。
未だに知らないこともたくさんありますし、日々精進が必要ですっごく大変なんですが、それがまた楽しくって!
コーヒーの道は本当に奥が深いですね。

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