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まいぷれ的 柏レイソル部

「B to Jシート」工藤・渡部選手が豊四季中へ

8選手が計400名をホームゲームに招待、子どもたちと選手が夢でつながる

工藤選手と渡部選手が豊四季中学校サッカー部を訪問

この日立台の雰囲気を感じ、プロになることを夢見て頑張って欲しいですね!
この日立台の雰囲気を感じ、プロになることを夢見て頑張って欲しいですね!
柏レイソルの選手が、柏市内の中学校サッカー部にホームゲームのチケットを寄贈する活動があるのをご存じでしょうか。

2007年シーズンに、当時レイソルに在籍していた北嶋秀朗さん(現・ロアッソ熊本アシスタントコーチ)と平山智規さん(現・柏レイソルアカデミーコーチ)の発案で始まったもので、昨シーズンまでに述べ1,528名の中学生を招待しています。

「部活からJリーガーへ」の願いを込めて「B to Jシート」と名づけられ、今シーズンは400席分(J1リーグ17試合とJリーグヤマザキナビスコカップ予選リーグ3試合の計20試合)のチケットを寄贈します。
2人の選手から始まった「B to Jシート」寄贈も、8年目となる今季は、増嶋竜也選手、狩野健太選手、桐畑和繁選手、田中順也選手、渡部博文選手、鈴木大輔選手、工藤壮人選手、茨田陽生選手の8名が参加するまでになりました。

当初は部活動出身の選手が中心でしたが、いまはアカデミー出身の選手も参加し、子どもたちの夢のお手伝いをしています。
実際に選手が学校を訪問してチケットを寄贈すると聞いて、柏市立豊四季中学校に行ってきました。

正門でお待ちしているところに登場したのは、工藤壮人選手(FW・背番号9)と渡部博文選手(DF・背番号23)。突然の選手の来校に、あちらこちらから黄色い声があがり、レイソルの人気の高さが伺えます。

グラウンドで練習中のサッカー部員を集めて、選手からメッセージが贈られました。
工藤壮人選手
「今までに、たくさんの中高生が試合を観に来てくれました。毎試合、選手はみんなから力をもらっています。サッカーが好き、サッカーが上手くなりたいというキラキラした目を見ると、僕らもいい試合をしようと思います。
浦和戦は満員で、熱い試合になると思います。レッズには絶対に負けられないので、応援してください。
それぞれ考えることがあると思いますが、自分のプレーにこう活かしたい、ここ(日立台)でプレーしたいと思ってもらえればと思います。楽しみにしていてください」
渡部博文選手
「僕自身も小・中学校は部活で、グラウンドの半分は野球部、半分はサッカー部という環境で育ちました。みんなにも上を向いて頑張ってもらいたいと思います。
浦和戦は、ただ見に来るのではなく、またゴールシーンを見るだけではなく、飛び出しやディフェンダーのからだの入れ方というような、細かいところを見てほしいなと思います!」
そして、選手から生徒へと、チケットが手渡され、続いて質問タイムです。

「練習を休んでまで日立台に行きたがる子たちです」と顧問の先生がおっしゃるように、部員全員がホームゲーム観戦を経験しているとのこと。
「崩されたときにセンターバックはどう守ればいいか」「フォワードはマークをどうはずせばいいか」と、サッカーの具体的な質問が次々に飛び出し、両選手がわかりやすく答えます。
「ヘディングはジャンプとタイミングなので、上手くなるには練習あるのみ。僕も負けたときもあるけど、自分のタイミングを見つけるために練習しました」(渡部選手)

「からだの大きい選手にまともに当たったら当たり負けするので、わざとフラフラして相手が守りにくいようにして、パサーとのタイミングをはかってマークを外します」(工藤選手)

「応援歌に使われている曲「別れても好きな人」は、まだ生まれる前の曲で知らなかったので、動画を探しました。聴いているうちに好きになりました」(渡部選手)

「PKを決めるには、最後までキーパーの動きを見ること。キーパーが動かなければ自分の思ったところに強く蹴ります」(工藤選手)
「ネイマールは、ボールを持つ前に必死にマークを外しているわけではありませんでした。が、ボールを持ったときにキラキラしていました」(工藤選手)

この日寄贈されたのは、4月26日(対浦和レッズ戦)のチケット。サッカー部の部長に、観戦からどのようなことを学びたいのか聞いてみました。
「今日は、試合中のボールを受ける動きの工夫とか、選手から貴重な話を聞くことができました。僕のポジションはボランチで、茨田選手に憧れています。浦和戦では、ボランチのボールを受ける動きや、視野を広げたときのボールの出所を勉強したいです。自分の課題は、速攻を受けているときのポジショニングなので、その辺も見たいです」
観戦に向けて、しっかりと細かいポイントが出てきて驚きました!

選手は、どのようなプレーを見せたいと思っているのか、工藤選手と渡部選手にお聞きしました。

工藤選手
「僕は、北嶋さんにやってみないかと言われ、こうやって子どもたちを招待するとか、子どもたちに何かやってあげる活動はそう多くないので、できる限り貢献したいという気持ちがあってこの活動に参加しました。
浦和レッズは手ごわい相手ですけど、自分の仕事であるゴールを見せたいですね。そしてそれよりも、一番はレイソルが勝つところを見せたいです。勝つ試合じゃないとつまらないと思うので、しっかりといい試合をして、勝利するところを彼らに見せたいと思います」
渡部選手
「僕は北嶋さんによくしてもらっていたということもあるのですが、「B to Jシート」という活動の大切さや本質を自分の中で感じることができたので、今年から参加しました。部活出身ということもあって、招待することで何か力になれたらという想いもあります。
激しい1対1の攻防だったり、高さを生かしたヘディング、相手との駆け引きを中心に見てもらえたら面白いかなと思います。DFの選手はそういったところを意識して見てほしいです。浦和のFWには仕事をさせないという気持ちでのぞみます」


「この部活の雰囲気はめちゃめちゃ懐かしいです。さっき野球ボールが転がってきた感じとか、もう“ある!ある!”ですよ(笑)」という渡部選手。中学校の雰囲気を味わうように校舎を見上げる工藤選手。
Jリーガーを一目見ようと集まったたくさんの生徒たちに見送られて、日立台へと戻っていきました。


この取り組みは、部活で頑張る中学生を応援するものですが、選手自身の心にも響くものがありそうです。中学校という懐かしい空気を吸い、子どもたちとふれあうことで、地元に根ざすレイソルでプロ選手として闘うという意識が高まっているように見えました。

もしかしたら子どもたちの夢を応援するだけではなく、Jリーガーという夢を子どもたちと選手が共有しているのかもしれません。そんな風に感じられる素敵な時間となりました。

豊四季中学校の生徒たちが観戦した試合は、まさに選手と生徒の想いがいっぱい詰まったものとなりました。その様子は次回お届けします!

柏レイソル部では、みなさんからの温かい励まし、監督・選手・スタッフへの質問・メッセージを受け付けています。みなさんに変わって直撃してきますよ! 取材依頼やお問い合せもまずはメールで! こちらからどうぞ。
では、次回の更新をお楽しみに。

2014/05/13

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