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まいぷれ的 柏レイソル部

2008年シーズンを振り返る(1)

日立台劇場、千秋楽を見届ける!

「元旦に国立」が叶ったものの、寂しさ、悔しさ、さまざまな想いが交錯する中で、2008年シーズンは幕を閉じました。天皇杯決勝は、間違いなくリーグ戦とは違う、特有の空気が流れていました。緊張感とでも申しましょうか、誇らしいとでも申しましょうか。でも、でも、でも。次は、「石さんのために国立」ではなく、「天皇杯を勝ち取るために国立」と決意を新たにした瞬間だったのではないでしょうか。

そして気分も新たに2009年シーズン! が! チームはグアムキャンプへ。帰柏したら、またすぐ鹿児島キャンプへ。なかなか日立台で新しいチームに会えず淋しいですね。
キャンプでチームが進化を遂げている間に、2008年を少しばかり振り返ってみます。まずは日立台の開幕を心待ちにして、ホームゲームの模様です。

プロローグ

 もはや、日立柏サッカー場で開催されるゲームは、単なる“リーグ戦”ではありません。それは紛れもなく“日立台劇場”です。サポーター、選手、フロントが一体となって紡ぎ出す得も言われぬ時間。
 それゆえ、ホームやアウェイの区別なく、ここ日立台を訪れるときには、“サッカー観戦”ではなく、“日立台参戦”と思っていただきたい! そう、サッカーを見るだけではありません。参加することに意義がある!
 2008年シーズン、この日立台劇場で特筆すべきは、やはり11月29日第33節対大分トリニータ戦でしょう。
 抜けるような青空。暖かな陽気に包まれて、防寒バッチリで来た私は少し汗ばむほど。
 こののどかな、とてものどかな、晩秋の陽光に包まれる日立台に、まさか今年最高に熱い息遣いが聞こえてこようとは!
 2008年のホームゲーム最終戦は、つまり石崎監督が日立台で指揮を執るラストゲーム。柏駅からの道すがら、いろいろな想いに圧倒されながら、「いいゲームにしよう」と自分に言い聞かせていたのは、私だけではないはず。
 いつになく早く、開場とほぼ同時にスタジアム入りしました。報道陣受付を済ませて、さてどこに行こう。すぐにでもピッチに向かいたい気持ちを抑えて、まずはイベント会場へ!

第1章 まずはイベントを堪能すべし

 ホームパーティーと呼ばれる試合前のイベントは、日立台ならではのお楽しみ。イベントは試合ごとに様変わりします。テニスコートなどでは、試合ハーフタイムまでフードコートが開催され、試合前の腹ごしらえにもピッタリ!
この日は、いつも選手が練習するグラウンドの一部が開放されました。青空の下、楽しそう!
この日は、いつも選手が練習するグラウンドの一部が開放されました。青空の下、楽しそう!
これは“ゲーフラ”といいます。そっくりなイラストは李忠成選手もお墨付きとのことで、本人のサイン入り。
これは“ゲーフラ”といいます。そっくりなイラストは李忠成選手もお墨付きとのことで、本人のサイン入り。
各ゲートでは選手カードが配布されました。今日のカードは菅野孝憲選手(GK)。お願いするとニッコリと見せてくれました!
各ゲートでは選手カードが配布されました。今日のカードは菅野孝憲選手(GK)。お願いするとニッコリと見せてくれました!
これぞ伝説の“石さんレシピ広島風お好み焼き”! 「食べてみます?」「え、いいんですか?」パクリ! 噂通りの美味です。「取材頑張ってくださいね」と激励までされて、いきなり幸せモード全開。
これぞ伝説の“石さんレシピ広島風お好み焼き”! 「食べてみます?」「え、いいんですか?」パクリ! 噂通りの美味です。「取材頑張ってくださいね」と激励までされて、いきなり幸せモード全開。
いつもお茶目なレイくん。カメラを向けると、このポーズ。ありがと~!
いつもお茶目なレイくん。カメラを向けると、このポーズ。ありがと~!
選手ふれあいタイム! 大津祐樹選手(左・MF)と大島嵩弘選手(右・DF)のトークショー。
選手ふれあいタイム! 大津祐樹選手(左・MF)と大島嵩弘選手(右・DF)のトークショー。
大津選手は、テントに入って販売のお手伝い。胸キュンなスマイルです!
大津選手は、テントに入って販売のお手伝い。胸キュンなスマイルです!
大島選手は当選者が出たらベルを鳴らす役割を。でも……なかなか当たらないよ~。
大島選手は当選者が出たらベルを鳴らす役割を。でも……なかなか当たらないよ~。

第2章 試合前のピッチにも楽しみあり!

 ホームパーティーをひと通り楽しんだら座席へ。試合開始ギリギリに座ったのでは、楽しみも半減、早めにね。

ピッチに選手登場!

これが監督の席。もっとも試合中は立っていることが多いですね。
これが監督の席。もっとも試合中は立っていることが多いですね。
 選手のウォーミングアップは試合開始の40分前くらいから始まります。アップルームから飛び出してきた選手の顔は気迫十分!
 これは相当気合いが入っています。
李忠成選手(FW)。8/23対清水エスパルス戦以来のスターティングメンバー。ケガと闘いながらも、飛躍の1年でした。
李忠成選手(FW)。8/23対清水エスパルス戦以来のスターティングメンバー。ケガと闘いながらも、飛躍の1年でした。
村上佑介選手(DF)。チームが苦しんでいる10/4対大宮アルディージャ戦で、鮮烈なハットトリックデビューをして以来、スタメン出場。
村上佑介選手(DF)。チームが苦しんでいる10/4対大宮アルディージャ戦で、鮮烈なハットトリックデビューをして以来、スタメン出場。
蔵川洋平選手(DF)。累積警告で出場停止だった試合で、村上選手が活躍、以来ベンチスタートですが、ここぞというときに頼りになります
蔵川洋平選手(DF)。累積警告で出場停止だった試合で、村上選手が活躍、以来ベンチスタートですが、ここぞというときに頼りになります
試合前のボール回しも気合い十分! 今日は絶対に勝たなければという思いからか、いつにも増して真剣そのものです。
試合前のボール回しも気合い十分! 今日は絶対に勝たなければという思いからか、いつにも増して真剣そのものです。

もうひとつの熱戦

これが始まると観客席の視線はゴール裏に釘付けです!<br>変装あり、ブラックユーモアあり、爆笑の渦!
これが始まると観客席の視線はゴール裏に釘付けです!
変装あり、ブラックユーモアあり、爆笑の渦!
 ついに始まりました。ホームゲームではゴール裏が劇場と化し、サポーターが趣向を凝らしたパフォーマンスを行います。これは見逃せません!!
バックスタンドに伝説の龍が登場! ゴール裏まで練り歩き。まさに日立台劇場です。
バックスタンドに伝説の龍が登場! ゴール裏まで練り歩き。まさに日立台劇場です。
「'08日立台劇場千秋楽 石崎さんに捧げます」<br>素晴らしい千秋楽でした。
「'08日立台劇場千秋楽 石崎さんに捧げます」
素晴らしい千秋楽でした。

第3章 いよいよ試合開始!

“It's Now Or Never!”と書かれた横断幕がゴール裏に掲げられました。
“It's Now Or Never!”と書かれた横断幕がゴール裏に掲げられました。
こちらは試合に向かう選手のロッカーアウト。<br>石崎監督と抱き合う杉山浩太選手(MF)。
こちらは試合に向かう選手のロッカーアウト。
石崎監督と抱き合う杉山浩太選手(MF)。
スタンドは、レイソルカラーである黄色と黒の風船と、<br>“一心同体”のビッグフラッグで選手をお出迎え。
スタンドは、レイソルカラーである黄色と黒の風船と、
“一心同体”のビッグフラッグで選手をお出迎え。
 キックオフのホイッスルが鳴り響きました。この時間は選手がピッチ上で日立台劇場を繰り広げます。私は記者席に場所を移し見守ることに。
 この日の選手の気合いは、記者席まで痛すぎるほど伝わってきました。が、その気合いが選手の動きを固くするのか、決定的なチャンスをものにすることができません。
 逆に大分は次第にペースを掴み2得点。レイソルから期限付移籍している小林亮選手からのマイナスのクロスが目に焼き付きます。
 そして終了を告げるホイッスル……。あっという間の90分。残念ながら0対2で敗れてしまいました。

第4章 ホームゲーム最終セレモニー

 この日は、試合後にセレモニーが行われました。キャプテンと監督の挨拶に続き、選手とスタッフ全員でスタジアムを1周します。監督の挨拶では、大分サポーターからも拍手が送られたのが、印象的でした。
キャプテンの大谷秀和選手(DF)。「こうして集まって頂いたのに、勝利で終われずに本当にすみませんでした。今年はなかなか勝てない時期が続いたんですが、サポーターのみなさんの変わらぬ声援が、選手にとって本当に力になりました。まだリーグ最終戦、天皇杯と残っています。柏のサッカーを元旦まで見せたいと思うので、応援してください。今年は1年間、ありがとうございました。」
キャプテンの大谷秀和選手(DF)。「こうして集まって頂いたのに、勝利で終われずに本当にすみませんでした。今年はなかなか勝てない時期が続いたんですが、サポーターのみなさんの変わらぬ声援が、選手にとって本当に力になりました。まだリーグ最終戦、天皇杯と残っています。柏のサッカーを元旦まで見せたいと思うので、応援してください。今年は1年間、ありがとうございました。」
今季限りで退任の石崎信弘監督。「んー、何も言えねぇ。勝てない時期もありましたが、その苦しい時期を乗り越えて、選手たちは成長できたと思います。選手を育てるのはサポーターで、2006年のあの苦しい時期にサポーターに支えていただいからJ1昇格ができたと思っています。ありがとうございました。大分のみなさん、ナビスコ杯優勝おめでとうございます。国立で優勝する感動を、元日の国立でサポーターに与えてあげたいと思ってがんばっています。私たちならできます。Yes, we can! レイソルまじサイコー!!」
今季限りで退任の石崎信弘監督。「んー、何も言えねぇ。勝てない時期もありましたが、その苦しい時期を乗り越えて、選手たちは成長できたと思います。選手を育てるのはサポーターで、2006年のあの苦しい時期にサポーターに支えていただいからJ1昇格ができたと思っています。ありがとうございました。大分のみなさん、ナビスコ杯優勝おめでとうございます。国立で優勝する感動を、元日の国立でサポーターに与えてあげたいと思ってがんばっています。私たちならできます。Yes, we can! レイソルまじサイコー!!」
ゴール裏のお立ち台(?)に石崎監督が! ここに上がった監督が他にいたでしょうか。
ゴール裏のお立ち台(?)に石崎監督が! ここに上がった監督が他にいたでしょうか。
サポーターから贈られたTシャツを身にまとい、サポーターと笑顔で握手を交わします。
サポーターから贈られたTシャツを身にまとい、サポーターと笑顔で握手を交わします。

ゲームを終えて…

「監督どうですか?」と、ゴール裏で使われた監督のお面に向かって最後のインタビュー。「石さん! さいこ~っ☆」
「監督どうですか?」と、ゴール裏で使われた監督のお面に向かって最後のインタビュー。「石さん! さいこ~っ☆」
 ピッチから選手と監督が去り、静かになりつつあるスタジアムを眺めていると、スカパー!のベンチリポーターでおなじみ、脇本カオルさんを発見!
 2006年からレイソルを追いかけ、ウォッチし続けてきた脇本さんにとっても、今日は特別な日に違いありません。そっと目にハンカチを当てているお姿もお見かけしました。
 ホーム最終戦は取材陣も多く、気付かぬうちにゴール裏サポーターの前で、立って撮影していた報道陣。視界をさえぎられたサポーターから「すみません、座ってもらえませんか?」と話しかけられ、一斉にしゃがんだのでした。「ありがとうございます!」の声が返ってきたときには、あったかい気持ちになりました。
 日立台では、選手も、スタッフも、サポーターも、報道陣も、みな家族。

 3月が来ると、このセンターライン上にはキックオフのホイッスルを待つボールが置かれます。新しいシーズンも一心同体で、日立台劇場に参戦いたしましょう!

柏レイソル部では、みなさんからの温かい励まし、監督・選手・スタッフへの質問・メッセージを受け付けています。みなさんに変わって直撃してきますよ! こちらからどうぞ。
では、次回の更新をお楽しみに。

2008/12/05

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