卵子の質を改善し、妊娠力をアップすると注目を集めている漢方があります。

２００９年に開催された学会で
「生殖補助医療における難治例への漢方サプリメント製剤導入による胚質改善効果」
や
「原因不明高齢長期不妊症のART（高度生殖医療）実践における漢方健康サプリメントの臨床導入-マクロファージ活性化漢方製剤による移植胚の質的改善への効果と妊娠率への貢献-」
などで胚質（受精卵の質）改善効果があると報告されたのです。

スイカズラ、ベニバナ、オオバコ、カボチャを組み合わせたこの漢方は、
免疫力をあげることが知られていました。
その効果を期待して抗生物質を減らすため鶏の飼料に配合したところ、
卵の質が向上し、爪楊枝を刺しても割れないほどぷりぷりな卵黄になったのです。

写真左側の卵が、この漢方薬を服用した鶏の卵です。
右側の卵と質の違いが一目瞭然ですね。

その事実から研究を進めたところ、ヒトでも同じように
卵子の質が上がることが分かり、不妊専門の病院でも使われてます。

特に３０歳以降の方や花粉症などアレルギーを持っていたり、
子宮内膜症など炎症がある方は変化がわかりやすいそうです。

妊娠にいたらない原因は様々です。
体質に合った漢方薬を選ぶため、専門知識のある薬剤師にご相談ください。