目の疲れ、目がかすむ、視力が低下してきた、目が乾燥する、目の奥が痛い、目が充血しやすい、まぶしい、視界がぼやける、など目の症状の相談は多くあります。

漢方で眼の疲れは肝臓の調子と関係していることが知られています。季節の変化に伴う昼夜の温度変化、疲れやストレス、飲みすぎ、食べ過ぎなどで肝臓に負担をかけると、様々な目の病気を引き起こすと言われています。

五行説によると、春は特に肝臓と密接なつながりがあると考えられているので、春は肝臓の変化に注意が必要です。

また、老眼や白内障など目の症状が加齢によりでてくると漢方では、腎の弱りと考えられています。

肝臓の疲れをとりながら眼を元気にする生薬としては、枸杞子（くこし）がとても有名です。

さらに眼は負担がかかると熱を持つので、眼の熱をとる菊花（きくか）との併用が効果的です。

漢方薬としては、枸杞子と菊花の両方に弱った腎を手助けする六味地黄丸が配合された、目のための漢方『杞菊地黄丸（こぎくじおうがん）』がとても喜ばれています。

漢方薬で瞳をスッキリハッキリさせて快適に過ごしましょう。