お昼の投稿でもお知らせしましたが、ららぽーと近くの「cafeキミドリ」さんで11/22(木)に肩こりについてのワークショップを開催します。

詳細はこの１つ前の記事でご確認ください。

昨日の続きです。

アメリカなどの海外では、正式な資格を取れるというお話でした、日本では国家資格となっていない、明確な法律がないとも書きました。

そもそもカイロとは何か？
100年以上前のアメリカでパーマーさんという方が発見した技術で、背骨のズレを直すと体の不調が治るという考え方です。

背骨のズレを直すという考えから、その施術時に体を捻る方法を取ることがあり、それによって音が鳴ることが多いので、前回のようなカイロ＝バキバキというイメージがあるのかと思います。

このバキバキは好きな方と苦手な方が別れるので、それをしていないだけで来院しない方もいれば、そうやってバキバキをしないなら施術を受けたいという方もいます。

アメリカなどの海外でないと資格が、という話でしたが、世界的に見た治療法自体の認知度などに関しては、日本の柔道整復師よりも知られているものです。

アメリカだけでなく、イギリスなどのヨーロッパや、オーストラリア、南アフリカ、マレーシアなど、約40カ国で法律が整備されています。

WHO(世界保健機関)
人々が健康になるよう色々な活動をしている、薬から病院の手術、ワクチン、ハリや整体など、色々なものを研究している、健康の番人のようなところ。

この機関でも効果があるという研究が報告されていて、アメリカでは医師と同じくらいの権限があり、レントゲン撮影をする事も出来ます。

資格の名前もD.C(ドクターオブカイロ)
といい、ドクターという名称が付いています。

そして国際的な基準として、WHOは基礎教育のガイドラインを作成しています。

その中で、正式な教育は全日制4年間で4200時間以上の教育、そのうち実習が1000時間とされています。

アメリカやその他の国でカイロの資格を取得した人はこれだけの時間の勉強と実習をしている人なので、前回書いた、安心感は強いという事になります。

しかし、日本にも
日本カイロプラクターズ協会というものが存在し、カイロという治療法が誤解されないよう、しっかりとした治療家が育つよう取り組みをしています。

国内では東京カレッジ・オブ・カイロプラクティックという学校があり、現在のところここだけがWHOの基準を満たした教育をしているようです。

このようにしっかりとした取り組みをしている人たちがいる一方で。

日本ではカイロプラクティックの法整備が進んでいません。

なので、カイロの技術を教えるセミナーが色々なところで開催されており、その中には「1日で、今日から使える技術を教えます！」というものもあります。

このセミナーを受けて、１つの技術(といってもやり方を教わっただけのものです)院でカイロのコースやメニューを設定している場所もあります。

こういった「なんちゃってカイロ」をするところがあるからなのか、日本では、カイロ(だけでなく整体やマッサージもですが)を受けた事による症状の悪化や後遺症を訴える方の報告があります。

特に、首を捻る施術を受けたら
・首の痛みが増した
・手が痺れるようになった
・腕が麻痺して力が入らなくなった
・首から下が麻痺したり、足に痺れが出た
などの報告があります。

首から下の麻痺は本当にごく稀ですが、絶対に起こしてはいけない事です。
もちろん他のものについても、そもそも症状を悪化させたり、新たな症状を作ってしまうのは治療をする人間として最も気を付けている事です、個人的な考えですが。

認定機関での教育を受けてなくとも、良い技術を持つために努力をしている先生も沢山います、そのために動いている協会もありますが、まだまだその働きかけが全体に広がるには時間がかかりそうです。

今日はこんなところで。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

とってもカイロプラクティック寄りの内容でしたが、当院では取り入れていません。

バキバキしない施術です。

もちろん、協会から何かもらったりもしていません。


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手技整体院 咲蛙(しょうわ)

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