おすすめ!船橋・習志野ラーメン倶楽部
こってりらーめん なりたけ 津田沼店【津田沼】(背脂醤油)
津田沼随一のラーメン激戦区、津田沼十字路で一番の老舗が1996年創業の「なりたけ」です。店主はこってりで有名な「ラーメン弁慶」で修業され、津田沼で開業しました。平網を使って背脂をチャッチャと落とすラーメンは、当時大変珍しく、こってりしたラーメンをがっつり食べたい学生を中心に大人気に。今や、津田沼の1号店を始め、幕張・本八幡・錦糸町・池袋・名古屋、そしてパリに店舗を構えるまでになりました。
スープ文化のフランスではスープを飲み干すパリジャン・パリジェンヌが続出という、クセになるこってりらーめん。その味のヒミツに迫ります。
ピークタイムには店内に人が溢れる人気店

昔から変わらないオレンジのたれまく

キッチンを囲むカウンターのみの店
ランチやディナータイムはいつもお客さんでいっぱいの「なりたけ」。かつてはお客さんの大半が男性でしたが、今は女性や年配のお客さんも増えてきているそうです。
背脂で甘みとコクを増して自家製中太麺が食感に優れるこってり豚骨醤油ラーメン

しょうゆらーめん 680円(豚バラチャーシュー・メンマ・モヤシ・ネギ)
スープのダシは豚ゲンコツ・鶏ガラ・野菜です。ベースのスープは濃いめで、そこに背脂を投入すれば“こってり”らーめんの完成。背脂は粒が大きくなるように落としているので、麺に絡んで口の中に入ってくるとプチッ、プリッとした食感が楽しめます。また、デフォルトでも多めに盛られたモヤシとネギのザクザクッとした食感と薬味感もこってり一辺倒ではない変化をもたらしてくれます。
大量の背脂が浮かぶビジュアルからは、かなりジャンクな味を想像してしまいますが、こってりではあるものの味のバランスは極上。それはスープに加えられた隠し味が大切な働きをしているから。その材料はお店の中を見渡し、スタッフさんが着ているTシャツのプリントで発見できます。それは胸にデザインされたシイタケ。ダシに加えることで、こってりの中に奥深さを感じさせ、脂のくどさだけではない、トータルでうまいラーメンが完成するのです。

背脂

自家製麺
毎日100kgは消費し、なりたけの命でもある背脂は最高級品である豚のA脂を使用。新鮮な素材を使っているので、口に含んだ瞬間はこってりなのに、味わえばある種上品なコクを感じるはずです。また、トロトロになるまでは煮込まず、ほどよい食感が残るように工夫もしています。
麺は自家製麺。硬めに茹でているので歯応えがありこってりスープも余裕で受け止めます。さらにワシワシ食べたい人には、麺硬めのオーダーがオススメです。
こってりをしっかり味わって欲しい!

伝統の背脂チャッチャ
店に入って10年ほどになるという副店長の柴田智さん。「うちの店でさっぱりはスープの味を最大限に味わえないのでもったいない、普通かギタギタがオススメです」と語ります。そのギタギタは感覚的に普通の約2.5倍の背脂が入るそう。こってりを心ゆくまで堪能するなら元気よくギタギタとオーダーしましょう。
柴田さんは2013年に登場して定着した辛旨らーめん(醤油880円・味噌930円)の考案者。らーめんに豆板醤をたくさん入れるお客さんを見て、なりたけのスープと辛さの相性の良さに気づき、新作開発を決意。あまり辛いのが得意ではないのに、不得意を克服して、トマトベースに豆板醤などを加えた辛みソースたっぷりの辛旨らーめんを完成させました。
醤油と味噌の二枚看板

多彩なメニュー
基本メニューはしょうゆらーめん680円か、みそらーめん730円。スープが異なるだけで、どちらも豚バラチャーシュー・メンマ・モヤシ・ネギがトッピングされ、背脂がチャッチャされます。
複数店舗を経営している店にしては珍しく、インターネットの公式サイトやSNSでの発信を行わず、口コミのみで評判をどんどん広げている、なりたけ。皆、背脂の凄さを聞いてやってきて、こってりの虜になって帰っていくようです。
店舗データ
店名 | こってりらーめん なりたけ 津田沼店 |
読み | コッテリラーメン ナリタケ ツダヌマテン |
アクセス | JR津田沼駅から徒歩4分 新京成線新津田沼駅から徒歩6分 |
住所 | 船橋市前原西2-11-7 第2矢野ビル1F |
電話番号 | 047-477-7987 |
営業時間 | 11:00~翌03:00LO |
定休日 | 水曜 |
喫煙 | 完全禁煙 |
駐車場 | なし(近隣のコインパーキング利用) |
座席数 | カウンター15席 |