2015-2016シーズンも、プレーオフを残すのみとなりました。
千葉ジェッツはレギュラーシーズン8位で、プレーオフに進出します。クォーターファイナルの相手は、トヨタ自動車アルバルク東京です。

トヨタ東京はレギュラーシーズン1位で、5月7日に船橋アリーナで対戦したときにも、その強さを存分に見せていました。シーズン前半に戦ったときに、「選手は昨季とあまりかわっていないが、システムを変えた。それが思ったよりも早くマッチした」と冨山晋司アシスタントコーチがおっしゃていました。そのまま、シーズンを通して好調を維持してきたと言っていいでしょう。

しかし、「プレーオフは、レギュラーシーズンとはまったく別の戦い」と、双方のヘッドコーチも選手も口を揃えます。レギュラーシーズンの順位は関係なく、お互いに全力でぶつかり合う戦いとなります。
初戦は5月13日（金）に国立代々木競技場第二体育館で開催されます。

プレーオフを前に、ヘッドコーチや選手にお話しを伺いました。

「トヨタ東京はすごく強いチームですが、戦えない相手ではありません。うちの選手には、隙をみせずに40分間戦うポテンシャルがあると思っています。
（5月7日に）トヨタに負けたことを僕はポジティブに捉えています。修正する材料がはっきりとしました。全部を修正することはできないかもしれませんが、ならばどこにフォーカスするのか、うちがやってきたことが何なのかを見極めてチャレンジします。そして、そのすべては金曜日（5月13日）だと思うので、金曜日に向けて調整をしていきます」

右手の怪我から復帰したばかりですが、「痛みはありませんし、相手とぶつかったときの怖さも、さほど考えずにできます」とのこと。復帰はトヨタ東京戦でした。
「試合感はまだ少し戻っていないところがありますが、トヨタ東京はプレーオフで当たるトヨタ東京との試合に出られたのは大きいですね。少しでもやっていると違うので。
トヨタ東京は勝てない相手ではないと思っています。が、ディフェンスがすごく強いし、ノーマークのシュートは外さない。だからシュートはディフェンスがいる状態で打たせるようにしないといけません。
ファンの方には、僕が出てないときに早く復帰してと温かい声をかけていただいたので、コート上で少しでも恩返しをして、感謝の気持ちを見せたいと思います」

「プレーオフに向けて、優勝目指して頑張っています。先日は負けてしまったけれど、プレーオフはプレーオフ！　チームとして最後にどこまで底上げできるか、シーズン通してやってきたことの集大成なので、全員で戦っていきたいと思います。
DJ（デクアン・ジョーンズ選手）がいない分、厳しい戦いになるとは思いますけど、一発勝負で何が起こるかわからないのがプレーオフです。準備はずっとしてきているので、チームとして戦います。岳さん（荒尾岳選手）も復帰したし、原（原修太選手）もホッシー（星野拓海選手）も頑張っているので、チームの底上げができています。
プレーオフもたくさんのファンの方が来てくれると信じています。みなさんの声援は選手の後押しになり、力になるので、たくさんの人に来ていただいて、いつも通りに応援をよろしくお願いします！」

「うちはプレーオフに出場するチーム。それは、優勝を狙うチームということです。そういう強い気持ちでコートに入ります。選手がそれぞれの仕事を、役割を徹底することだと思います」
プレッシャーのかかる局面で3ポイントシュートやフリースローを決める岡田選手。プレーオフでも期待がかかっています。
「僕にとってプレッシャーはすべてにおいていいことで、それを乗り越えるのが楽しみ。それがバスケの面白さです。
プレーオフはレギュラーシーズンとはまったく違います。僕らは優勝目指していますので、最後まで信じて、いっしょに戦っていきましょう！」

「今季の47勝8敗はおそらく歴代１位の勝率だと思います。しかしレギュラーシーズン優勝が目標とはひと言もいっていません。プレーオフは新しいシーズンが始まるという新たな気持ちで、しっかりと試合に入れるように頑張りたいと思います。
プレーオフでもシーズン通して55試合戦ってきたバスケットをやるというだけです。（5/7の対戦時は）お互いに手の内を隠しながら戦いました。スカウティングはしますけれども、千葉だからどうするということではなく、自分たちのバスケをするだけです。
（優勝する自信は）あります。大事なのは自分たちのバスケットを貫くこと。そうすれば勝てると信じています。そこに対する選手のコミットメントについては100％自信があります。そしてそれをやってくれたら十分優勝を狙えると思います」