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ふなばし人脈駅伝

佐藤秀樹さん インタビュー

昔ながらの落花生の味を守り続ける!

佐藤 秀樹(さとう ひでき)さん

 出生地:千葉県船橋市
 船橋の好きなところ:若い世代ががんばっているところ

 株式会社佐藤昭商店 代表取締役
 所在地:船橋市三咲9-1-11

「ふなばし人脈駅伝」第21回! 

「佐藤昭商店」が直営する「さとうの落花生」。加工・製造から販売まですべて行っていらっしゃいます。
「佐藤昭商店」が直営する「さとうの落花生」。加工・製造から販売まですべて行っていらっしゃいます。
またまた三咲からお届けします「ふなばし人脈駅伝」。今回は第21回です!

お伺いしたのは、株式会社佐藤昭商店 代表取締役 佐藤秀樹さんです!

前回伺った福井さんからは、「気さくで笑顔がステキな方です。お祭りの場などでよく声をかけてくださいますし、とても気配りが上手な温かい方です」というコメントを頂戴しています。

千葉県といえば落花生。実は船橋にも落花生農家がたくさんあったんだそうです。船橋と落花生の意外な歴史も知ることができちゃう今回の「ふなばし人脈駅伝」。みなさんぜひ本文をお読みください!

それでは佐藤さん、よろしくお願いします!

船橋にもあった落花生農家

「さとうの落花生」の公式ブログ。お店の歴史が詳しく書いてあります!
「さとうの落花生」の公式ブログ。お店の歴史が詳しく書いてあります!
――「佐藤昭商店」とはいったい何の会社さんなんですか?
ずばり「落花生屋」です。落花生を仕入れ、加工・製造から販売まですべてを行っています。店として特に意識をしているのは、「普通に作って、普通に売る」ということです。昔ながらの作り方を守り、奇をてらわずに落花生を扱い続けています。
また、他の販売店には流通させずに自店だけでの販売を続けていることも特徴ですね。味を守るためというのが大きな理由で、流通させるようになると品質のキープが難しくなってしまうんです。ウチの落花生は甘みを強くするために煎りを弱くしているんですが、流通させるとなると煎りを強くして日持ちを良くしないといけないんです。ですから味のことを考えて、作り方を変えずに販売を続けているんです。

――昔は船橋にも落花生農家があったんですか?
昭和20~30年代くらいの二和・三咲地区では落花生農家がすごく多かったんですよ。どこの家でも作っていたと言っても過言ではないくらいで、見渡すかぎり畑ばかりでした。そのころの当社は、加工屋さんに売るための下準備をするような作業をする会社でした。土のついた落花生を洗ったり、からを剥いたり、といったことですね。その後だんだんと農家が減ってくる中で、加工、製造から販売と業態を広げていきました。今ではすっかり農家さんの数も少なくなってしまいましたね。

サラリーマンからの転身と不安

落花生も品種によって味や食感がいろいろ違うようです。
落花生も品種によって味や食感がいろいろ違うようです。
――佐藤さんはずっとこのお仕事を?
大学を出て5年間くらいはサラリーマン生活を送っていました。その後に実家であるここに戻ってきたんですが、当時は落花生農家が激減していた時期で、不安も大きかったですね。また、意外と自分が家業について知らなかったんだなぁということに気が付きました。最初のうちは何をしていいのかもわからず、途方に暮れることもありました。当時社長だった私の父も、一つひとつ丁寧に仕事を教えてくれるような人ではなかったので、初めは本当に苦労しました。仕事の全体が見えるようになってきたのは3年くらい経ってからですね。5年経ったときには、会社全体を動かすような立場につきました。責任も大きくなり、不安な気持ちも顔を出すようになりました。会社について悩んだり迷ったりしているとき、友達はたくさんいるけれども共通の悩みをもつ人はどの中にいないということに気が付きました。そんな時に青年会議所に加わりまして、悩みを相談できる仲間をつくることができました。そのときのつながりが今もいろいろなところで活きていて、本当に心強いですね。
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