九十九屋さんたの妖怪古今録
皆さん、蛇というのは皆様どのようなイメージをお持ちでしょうか?
冷たいとか、何を考えているか分からないとか、結構不気味なイメージだと思うんですけど、正面から見ると、愛らしい顔をしているんですよ。
しかし、それも人の趣味というよりも思い込みと、もうしますか文化的なものもあると思います。
自分は子供の頃は、『夜口笛を吹くと、床下に蛇が来る』といいました。他には天狗が来るバージョンもありますので、そう考えると天狗と同列ともうしますか、特別な何かと考えれていたのを、感じる事ができます。
蛇は、その姿から、物語的には竜に似ているところがあります。天から降ってきた蛇を飼っていたら実は竜だったとか、蛇を助けたら竜で恩返しをしてもらったなどというお話ですね。
しかしながら、竜が陰陽共にを持つと考えられたのに比べ、蛇は陰の存在と言えます。陰陽の陽が太陽などをイメージするのなら、陰のイメージを最も強く持つのは水ではないでしょうか。
そのせいか蛇は水との関連性を強く持っています。いわゆる水の主と言われる存在です。そのせいか水辺の話が多くあります。その話はまた次回に。
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