船橋市では、縄文時代早期前半(約1万年前)の遺跡である「取掛西貝塚」の国史跡指定を目指し、平成29~令和元年度の3年間にわたって発掘調査を行ってきました。
このたび、市民の皆さんに、全国的にも貴重なこの遺跡を広く知ってもらえるよう、パンフレット「取掛西貝塚 1万年前の貝塚からみえる暮らしと環境」を作成しました。
遺跡の特色や最新の調査成果について、詳しく解説するとともに、写真や図解、イラスト等を多く載せることで、具体的なイメージが伝わりやすい内容を目指しました。
市の歴史に興味をお持ちの方は、ぜひご覧ください。
<取掛西貝塚とは・・・>
取掛西貝塚は、市中央部の飯山満町1丁目から米ケ崎町にかけての台地上に広がる、縄文時代早期前半(約1万年前)と縄文時代前期(約6千年前)の貝塚・集落跡です。
貝塚は東京湾東岸部では最も古く、この時期の貝塚を伴う集落では関東最大級です。
また、動物骨集中(シカやイノシシの頭の骨などを集めて並べ、火を焚いた跡)も発見されており、動物儀礼跡であるとすれば国内では最古の事例です。
パンフレットは船橋駅前総合窓口センター(Face)、市内出張所、公民館、図書館、郷土資料館、飛ノ台史跡公園博物館など市内公共施設のほか、市役所内の文化課、市民の声を聞く課にて配布いたします。
また、下記の「ファイルダウンロード」からご覧いただけます。
※令和2年4月15日現在、各公民館、図書館、郷土資料館、飛ノ台史跡公園博物館は新型コロナウイルス感染拡大防止のため臨時休館しています。詳しくは、下記リンクをご参照のほか、各施設までお問合せください。
新型コロナウイルス感染症拡大防止対策による施設等の一部休館について(一覧)
船橋市教育委員会 生涯学習部 文化課
電話:047-436-2898