■時代を彩る手ぬぐい・・・・注染(ちゅうせん)・本染め【手ぬぐい型紙】の展示会。
◆戦後間もない、昭和20年代からの手拭いや浴衣のの染物に使っていた「型紙」の展示会です。
★写真は、1964年 昭和39年の東京オリンピックをお祝いして記念の運動会を開催した船橋競馬場の町会さんの「運動会」の記念品。
★★宮本町二丁目 船橋競馬場 第六区自治会主催 秋季運動会 となっています。TOKYO 1964 に、競馬馬と馬蹄をあしらい、なんと五輪マークが染められいます。
★★★ アジアで初めてのオリンピック、喜びあふれている様子。五輪マークは、多分、、勝手 ? に、使っているのでしょう。 誠にのどかで、、ホントに開催が嬉しい様子が伝わってきます。
◆展示会は、11月16日(土)、17日(日)の二日間。午前9時~午後6時。■入場無料、販売は致しません。
■会場はつるや伊藤から歩いて1~2分。京成船橋から2~3分の船橋市勤労市民センター1階の展示ルーム。
◆つるや伊藤、創業は安政元年(1854)と伝わりますが、元号が[令和]と改まり、数えますと、安政・万延・文久・元治・慶応・明治・大正・昭和・平成。そして新時代[令和]の10代となります。165年です。
■幾多の歴史の中に、戦前から昭和の時代まで、海老川を活用して「注染(ちゅうせん)本染め」で手拭いや浴衣を染めて来ました。
◆新時代幕開けと165年の長き事、同じ場所で同じ商い続けられてきたことに感謝して、戦後間もない、昭和20年代の型紙から現代を辿り、現在、使用中の型紙も展示します。
※近年の型紙は、染上りの作品、お品物を並べて掲出、ご覧に入れます。
■手ぬぐいの見本帳や資料も展示し、1本の手ぬぐいに裁つ前の『反物』やこの時期人気の『干支手拭い』も陳列。
※近頃の笑い話に「子どもたちは、お魚は“切り身”で泳いでいる・・・・・と、思っている」、と、言いますが、手拭いは1本、1本ずつ染めるのではありません。反物で染めて、染め上ってから1本ずつに裁ちます。1本に切ります。
※この時期、人気の『干支手拭い』も展示しますが、販売はつるや伊藤の店売りとなります。会場では販売致しません。
◆ふなばしアンデルセン公園・花と緑の手拭い手ぬぐいの原画作家・牧野圭一先生(同子ども美術館名誉館長。京都精華大学名誉教授)のが手がけた原画の手拭いの『牧野圭一コーナー』も特設します。
■「注染・本染め」の技法は江戸時代に確立し、江戸の町民文化で花開いたと言われますが、渋紙の「型紙」に防染の糊を置いて染料を直接注ぎ込む技法は、原理は現在も変りません。
◆和ものブームと言われる近年、ネットの世界、ネット販売では“見た目優先”の「プリント=印刷」手拭いも多く見られます。品質等に課題、混乱もありますが、顔料や染料による『捺染』の手拭いも展示。本染めとの相違や特徴なども紹介します。
■手拭いは染め物の中で印物、印染め(しるしもの、しるしぞめ)の分野。その印、意匠、デザインには様々な『思い』が込められています。その思いが、その時代を映しています。
★令和元年=創業165年=つるや伊藤・染織あれこれ・・・・時代を彩る手ぬぐい・・・・注染・本染め【手ぬぐい型紙】の展示で歴史の一端に光をあてて、当地の魅力を引き出す事、さてと、出来ましょうか。
■日本の『染織文化』奥深いものございます。どうぞ、お出ましください。
■時代を彩る手ぬぐい・・・・注染・本染め【手ぬぐい型紙】展示会
■日時:11月16日(土)、17日(日)午前9時~午後6時販売無し
■会場 : 船橋市勤労市民センター 船橋市本町4-19-6 ◆入場無料
■主催 つるや伊藤
■後援:船橋市教育委員会 船橋商工会議所 習志野商工会議所 八千代商工会議所 市川商工会議所 船橋市観光協会 千葉日報社 大本山中山法華経寺
◆協力 千葉県立中央博物館大利根分館/牧野圭一/船橋市湊町連合自治会/市川・中山参道商店会/船橋・中山商店会/NPО環境を考える市民の会/ふなばし街歩きネットワークほか
★★★ 最後までお読みいただきありがとうございます。会場でお待ち申し上げます。