少し過ぎてしまいましたが、4月29日は羊肉の日です。ですので、今日は羊肉について東洋医学的に解説します。
羊肉は東洋医学的効能としては「大熱性（強力に温める性質）」をもつ肉とされていて、冷え性のある方（陽虚体質の方）が少量摂るのにとても良いです。
東洋医学的にこれを暖胃補虚(ダンイホキョ)といい、冷えて虚弱した胃を暖め、胃の機能を回復するという意味です。

胃腸の弱い方（気血両虚の方）は冷えると具合が悪くなるので、羊肉を少しずつ摂り、胃腸の機能を回復させてもよいでしょう。消化不良で苦しい方は控えめに。風邪の方は食べないようにしましょう。「妊婦」は胎児への影響を考慮し、大きく体内環境を変化させる羊肉は控えめにした方が良いでしょう。

他の羊肉を食べる時の注意点
①激しい下痢後、食べてはいけない。
②魚やチーズと一緒に食べてはいけない。
③そばや酢、味噌との薬効が逆なので、一緒に食べない方が良い。
④漢方薬の半夏や菖蒲、鍋と一緒に食べてはいけない。
⑤ラムはミディアムで美味しく食べられるが、生の羊肉についた菌は胃酸に強く、腸内で消化できず、体がだるい、また意識不明などの症状を引き起こすことがあるため、十分に熱が通るまで調理した方がよい。
⑥銅の鍋で羊肉を調理すると、男の陽気を損ない、女の血分を損なう。

いろいろと食べる時の注意点はありますが、羊肉にはセリンという栄養素が牛肉の3倍もあり、セリンはビタミンEのような働きをし、抗酸化作用や、抗老化、白内障予防、がん予防などの作用があります。冷たい物ばかり飲んだり食べたりして胃を冷やしてる人は是非過剰にならない程度に羊肉食べてみてはいかかでしょう。

伝統鍼灸 心月院
千葉県船橋市印内町599-3　サンライズビル201号室　（西船橋駅から徒歩1分）
TEL.047-494-4240
お問い合わせはこちら

まいぷれ船橋さんから取材していただきました！詳しくはこちら！
https://funabashi.mypl.net/article/shingetsuin_funabashi/