【メロンの日】メロンの栄養と薬効【船橋市の鍼灸専門院　心月院】

7月6日はメロンの日！！メロンは6月～7月が旬です。この季節になるとスーパーでメロンを沢山見かけますね！
そこで今回は夏バテに即効性のあるスタミナ源メロンについて、その栄養と東洋医学的薬効について解説します。

まずは現代栄養学のお話。
100gのメロンには約320㎎のカリウムが含まれています。
カリウムには、体内の余分な水分を排出してくれる働きがあります。水分を増やすナトリウムとは、逆の性質を持っていると考えれば良いです。
人間の細胞には、細胞内に入ってきたナトリウムを汲み出し、カリウムを取り込むことによってバランスを保つ機能があります。
これを「ナトリウム・カリウムポンプ」といって、体内の水分量を一定に保ったり、それによって血圧を調整したりしています。他にも、神経伝達や筋肉の収縮、ホルモン生成、浸透圧の調整などなど…色々なことにかかわっています。かなり重要な機能を担っていますね。

ナトリウムとカリウムは互いに作用しあっていることから、バランスよく摂取する事が大切です。現代人の食生活ではナトリウムを摂りすぎる傾向にある為、カリウムは意識して摂取すると良いでしょう。

カリウムは健康は人は摂り過ぎても尿中に排泄されるので、過剰摂取で心配することはありません。ですが、腎機能障害がある場合は。カリウムの摂り過ぎによって高カリウム血症を起こす危険性があるため、カリウムの摂取を制限する必要があります。

次に、東洋医学的効能です。
いくつかありますが、
止渇除煩(シカツジョハン)→のどの渇きを収め、イライラを解消する。
清肺潤腸(セイハイジュンチョウ)→呼吸器にこもった熱を収め、腸の粘膜を潤して、便通を良くする。
などの効能があると言われています。

メロンは「寒性」で気を降ろす効能があるとため、イライラする、高血圧などの方にはよいですが、冷え性の方、下痢をしやすい方などは味わう程度にしたほうが良いでしょう。

応用編ですが、メロンの種をすり潰した粉末を蜂蜜で丸薬状にして保存。毎朝歯を磨いて１丸を口に含む(歯に張付けるも可)と、口臭に効果的といわれているそうです。　

参考文献：『東方栄養新書』『栄養素図鑑』

伝統鍼灸 心月院
千葉県船橋市印内町599-3　サンライズビル201号室　（西船橋駅から徒歩1分）
TEL.047-494-4240
お問い合わせはこちら

まいぷれ船橋さんから取材していただきました！詳しくはこちら！
https://funabashi.mypl.net/article/shingetsuin_funabashi/