一日過ぎてしまいましたが8月６日はオクラ日！！
今回は6月~8月が旬！オクラの栄養と東洋医学的薬効について解説します。

まずは現代栄養学のお話。
オクラを切るとぬめりがありますが、この主な成分は食物繊維のペクチンと多糖類の一つムチンです。タンパク質の吸収を助けます。
これらには整腸作用があり、特に夏バテで、便が固い時に食べると良いでしょう。他にも、タンパク質やカルシウム、鉄分、カロチン、ビタミンC、B1に富んでいます。これらのバランスの取れた栄養成分は血圧降下作用やコレステロール除去などの効果も発揮します。動脈硬化や糖尿病などの予防効果も期待されています。

次に、東洋医学的効能です。
①補虚(ホキョ)→健胃：胃炎、胃潰瘍など胃の弱りに効果的。

②瀉下(シャゲ)→潤下、利腸：腸を潤し便を出す。

胃腸が弱く下痢傾向にある方や、冷え性の方にはあまり向きません。

オクラには魚の生臭さを消す働きがあり、魚と一緒に料理してもよいでしょう。糖尿病に良い成分はヘタにより多く含まれていますので、上手に利用すると良いでしょう。オクラのうぶ毛を取りたいときは、塩もみすると除去できます。
熱や乾燥には弱いので、野菜室が保存に適します。

今日は栄養価の高いオクラを使ったご飯を作ってみてはいかがでしょうか？

参考文献：『東方栄養新書』『栄養素図鑑』『食材効能大辞典』

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