近年、台風等の影響により、全国で洪水や土砂災害が発生し、危険物施設が風水害の被害を受ける事例が増えています。
また、各地で大規模な地震が発生しており、千葉県においても、千葉県北西部直下地震の発生が懸念されているところであります。
危険物施設が被害を受けると、危険物の流出、火災や爆発など、周辺地域に大きな影響を及ぼすことになるため、平時から災害に備えておくことが必要になります。
総務省消防庁から「危険物施設の風水害対策ガイドライン」、「危険物施設の震災等対策ガイドライン」及び「小規模屋外貯蔵タンクの津波・水害対策工法に係るガイドライン」が公表されておりますので、各事業所様におかれましては、保安対策の徹底を図るとともに、市内のハザードマップをチェックし、所有する危険物施設の被害想定の確認を行ない、さらなる対策を講じるようお願いいたします。
加えて、国土交通省から、洪水等の発生時に機能継続が必要と考えられるマンション、オフィスビル、病院等の建築物における電気設備の浸水対策のあり方や具体事例について記載した「建築物における電気設備の浸水対策ガイドライン」が公表されております。
本ガイドラインは、危険物施設においても活用・応用できるため、併せて参考としてください。