船橋市では、縄文時代早期前半(約1万年前)の遺跡である「取掛西貝塚」の国史跡指定を目指し、平成29(2017)~令和元(2019)年度の3年間にわたって発掘調査を行ってきました。
このたび、大人の方だけではなく小学校児童の皆さんなどに向けて、全国的に貴重なこの遺跡を幅広く知ってもらえるよう、パンフレット「1万年前の世界をのぞいてみよう 取掛西貝塚」を作りました。
取掛西貝塚がいったいどんな遺跡なのか、また、1万年前の暮らしは今と比べてどんな違いがあるのかなど、写真やイラストなどで説明しながら、どんな暮らしだったのかイメージできるよう目指しました。
市の歴史や、縄文時代の暮らしに興味をお持ちの方は、ぜひご覧ください。
<取掛西貝塚とは・・・>
取掛西貝塚は、市中央部の飯山満町1丁目から米ケ崎町にかけての台地上に広がる、縄文時代早期前半(約1万年前)と縄文時代前期(約6千年前)の貝塚・集落跡です。
貝塚は東京湾東岸部では最も古く、この時期の貝塚を伴う集落では関東最大級です。
また、動物骨集中(シカやイノシシの頭の骨などを集めて並べ、火を焚いた跡)も発見されており、動物儀礼跡だとすれば国内では最古の事例です。
パンフレットは船橋駅前総合窓口センター(Face)、市内出張所、公民館、児童ホーム、図書館、郷土資料館、飛ノ台史跡公園博物館など市内公共施設のほか、市役所内の文化課、市民の声を聞く課にて無料配布いたします。(先着順、残部がなくなり次第配布終了となりますのでご了承ください)
下記リンク先から、電子データ(PDF)を見ることができます。