船橋市では、住民に身近な窓口として家庭児童相談室を設け、千葉県が設置する市川児童相談所と連携し、虐待の未然防止や早期発見、早期対応等に取り組んでいます。
県市川児童相談所は、船橋市・市川市・浦安市・鎌ケ谷市の4市を管轄していますが、年々増加する相談件数の約半数は児童虐待相談件数となっており、このうち船橋市の案件は約4割となっています。
船橋市の家庭児童相談室で受ける相談件数についても年々増加傾向にあり、特に児童虐待相談の増加に対応するため、家庭児童相談室の職員体制の強化を図り、問題を抱える家庭への相談や支援に努めています。
現在、船橋市においては、措置を伴わない養護相談等は家庭児童相談室で対応し、一時保護や措置入所を必要とする虐待相談は県市川児童相談所が対応する二元体制となっており、両機関で支援方針が異なるケースがあり、迅速な対応に支障をきたす恐れがあります。
また、平成16年の児童福祉法改正により、中核市が児童相談所を設置することが可能となり、さらに平成28年及び令和元年の改正においては、中核市及び特別区が児童相談所を設置することができるよう、政府の支援措置が明確に規定されました。
船橋市では児童相談所の設置について検討を行い、有識者等からの意見聴取や県市川児童相談所への派遣研修等による調査・研究に取り組んできましたが、これらの経緯を踏まえ、子どもたちの安全で安心な生活を守るとともに、健やかな成長と発達を支援し、複雑化・多様化する現代社会において子育て家庭に寄り添い支えるため、船橋市児童相談所の設置を目指し、基本構想を策定することとしました。
船橋市児童相談所基本構想(PDF形式 1,373キロバイト)
当基本構想の策定に当たり、有識者から意見を聴取するため、船橋市児童相談所基本構想策定検討会を開催しました。
検討会の議事録等につきましては、以下よりご覧ください。
第1回船橋市児童相談所基本構想策定検討会(書面会議)会議結果
第2回船橋市児童相談所基本構想策定検討会 会議概要及び会議録
第3回船橋市児童相談所基本構想策定検討会 会議概要及び会議録
第4回船橋市児童相談所基本構想策定検討会 会議概要及び会議録
当基本構想の策定に当たり、パブリック・コメントにより意見募集を行いました。
意見募集の内容・結果につきましては、以下よりご覧ください。
船橋市児童相談所基本構想(案)に対する意見募集(パブリック・コメント)の実施結果
児童虐待相談対応件数は全国的に増大しており、令和2年度には児童相談所における相談対応件数は20万件を超え、虐待による重篤な死亡事例が後を絶ちません。
子育て家庭を取り巻く環境も厳しい状況であり、支援を必要とする家庭に各種こども・子育て支援事業が十分に届いていない等の問題が見られています。
また、国の専門委員会から報告された「子ども虐待による死亡事例等の検証結果等について」によると、児童福祉部門と母子保健部門のそれぞれの相談機関が把握していた事案の情報が適切に共有されず、深刻な事態に至ってしまった例があると指摘されており、児童福祉部門と母子保健部門の連携強化が求められています。
≪参考≫
・児童相談所基本構想改訂検討会の概要
・令和6年度第1回船橋市児童相談所基本構想改訂検討会 会議概要及び会議録
・令和6年度第2回船橋市児童相談所基本構想改訂検討会 会議概要及び会議録