1. 薬物乱用とは
2. 違法薬物(大麻、覚醒剤および危険ドラッグ)について
3. 市販薬のオーバードーズ(過量摂取)について
4. 薬物乱用につながる危険因子
5. 薬物の使用を誘われたら
6. 薬物依存からの回復
7. 薬物に関する相談機関
薬物を社会的規範から逸脱した目的や方法で使うことを薬物乱用といいます。
大麻や覚醒剤、危険ドラッグなどの違法薬物は1度使っただけでも乱用です。
また、睡眠薬、鎮痛剤などの医薬品を服用する場合に、1回に飲む量が指示されているにもかかわらず多量に服用する(オーバードーズ)など自己判断で飲むことや、医薬品を「遊び」目的で使うことなども、目的や方法の逸脱であり、これらも薬物乱用となります。

出典:大麻乱用防止広報啓発用ポスター(警察庁 薬物銃器対策)
大麻の花や葉には「THC(テトラヒドロカンナビロール)」という脳に作用する成分が含まれており、大麻を乱用すると様々な影響があります。
1. 知覚の変化 時間や空間の感覚がゆがむ
2. 学習能力の低下 短期記憶が妨げられる
3. 運動失調 瞬時の反応が遅れる
4. 精神障害 統合失調症やうつ病を発症しやすくなる
5. IQ(知能指数)の低下 短期・長期記憶や情報処理速度が下がる
6. 薬物依存 大麻への欲求が抑えられなくなる
インターネット等では「大麻は身体への悪影響がない」「依存性がない」などの誤った情報が氾濫していますが、大麻の有害性は特に成長期にある若者の脳に対して影響が大きいことも判明しています。
間違った情報に流されず、正しい知識で判断しましょう。
出典:薬物乱用防止読本 健康に生きようパート39(厚生労働省 薬物乱用防止啓発資材一覧)




1. 誘われて 61.0% 2. 自分から求めて 24.9%
出典:令和7年における組織犯罪の情勢(警察庁 組織犯罪対策に関する統計)
「1回だけなら大丈夫」「やせられるよ」「みんなやってるよ」などの甘い誘いは、全部ウソです。
問題がある薬物を勧めてくること自体に違和感を持ち、危険を察知する判断力を身につけることが大切です。
1. 好奇心・興味本位 52.3% 2. その場の雰囲気 17.8%
出典:令和7年における組織犯罪の情勢(警察庁 組織犯罪対策に関する統計)
薬物乱用者の多くは、ほんのちょっとした好奇心から安易に使い始め、抜け出せなくなります。
薬物乱用の危険性は身近にあります。
誘われたとき、少しでも迷っている様子を見せてしまうと、また誘われてしまいます。
誘われたときは、「きっぱり」断ることが大切です。
断りにくいときは、その場から逃げましょう。逃げることも勇気です。
出典:麻薬・覚醒剤・大麻乱用防止運動リーフレット(厚生労働省 薬物乱用防止啓発資材一覧)

出典:薬物乱用防止啓発用ポスター(千葉県・千葉県警察)
覚醒剤は中枢神経を興奮させる作用があります。
覚醒剤を乱用すると、眠気や疲労感がなくなり、頭が冴えたような状態になりますが、それは一時的なものであり、効果が切れると激しい脱力感や倦怠感に襲われます。
また、幻覚や妄想が現れて中毒性精神病になりやすく、大量に摂取すると死に至ることがあります。
さらに、乱用をやめてもフラッシュバック(再燃)と呼ばれる、乱用時に体験した幻覚や妄想の出現に悩まされることもあります。
出典:薬物乱用防止読本 健康に生きようパート39(厚生労働省 薬物乱用防止啓発資材一覧)
覚醒剤は日本では大麻と並んで多く乱用されている薬物です。
再犯者の比率が高いことが覚醒剤事犯の特徴であり、2024年では全体の約66%以上を占める高水準となりました。
依存性の高い覚醒剤は「最初の1回を使わない」ことが何より大切です。
出典:薬物乱用防止読本 健康に生きようパート39(厚生労働省 薬物乱用防止啓発資材一覧)

出典:「それ、危険ドラッグかもよ。」危険ドラッグ注意喚起ポスター(厚生労働省 薬物乱用防止啓発資材一覧)
一般的に危険ドラッグとは、麻薬などに似た化学構造を持つ有害で危険な成分を含むものなどを指します。
カートリッジ入りの「リキッド」や「グミ」、「クッキー」などのお菓子の形態で、「合法」とうたって販売されているものもありますが、中には「エトミデート」などの、指定薬物として規制されている物質が含まれている場合もあり大変危険です。
危険ドラッグは、身体にどんな影響を及ぼすのかわからない危険なものがほとんどで、呼吸困難や異常行動を起こしたり、死にいたることもあります。
また、乱用による健康被害だけでなく、傷害事件や交通事故等で他人を巻き込む事例が多数報告されています。
出典:薬物乱用防止読本 健康に生きようパート39(厚生労働省 薬物乱用防止啓発資材一覧)



薬局やドラッグストアで購入できる風邪薬や咳止めなどを、用法・用量を守らずに大量・頻回に服用することです。
オーバードーズにより健康被害を引き起こしたり、やめられなくなったりするおそれがあります。
医薬品のオーバードーズが原因と疑われる救急搬送人員は増加傾向にあります。
年代別では20代が最も多く、10代から20代の若者が年々増加傾向にあります。
2022年では、全体(10,682人)の半数近く(4,789人)を占めています。
出典:医薬品の過剰摂取が原因と疑われる救急搬送人員の調査結果(厚生労働省 第11回医薬品の販売制度に関する検討会資料)
オーバードーズがやめられない方、心の悩みを抱えている方などは、一人で抱え込まずに家族やパートナー、友人、専門の相談窓口などにご相談ください。
また、ご家族の方も悩みを家族の中だけで抱え込まず、相談機関からアドバイスを受けたりすることで、ご本人の回復につながる場合もあります。
「1回だけなら大丈夫」「やせられるよ」「みんなやってるよ」などの甘い誘いは、全部ウソです。
問題がある薬物を勧めてくること自体に違和感を持ち、危険を察知する判断力を身につけることが大切です。
薬物乱用者の多くは、ほんのちょっとした好奇心から安易に使い始め、抜け出せなくなります。
薬物乱用の危険性は身近にあります。
誘われたとき、少しでも迷っている様子を見せてしまうと、また誘われてしまいます。
誘われたときは、「きっぱり」断ることが大切です。
断りにくいときは、その場から逃げましょう。逃げることも勇気です
出典:麻薬・覚醒剤・大麻乱用防止運動リーフレット(厚生労働省 薬物乱用防止啓発資材一覧)

薬物乱用がやめられない方は、一人で抱え込まずに家族やパートナー、友人、回復を支える機関などにご相談ください。
また、ご家族の方も悩みを家族の中だけで抱え込まず、相談機関からアドバイスを受けたりすることで、ご本人の薬物依存症からの回復につながる場合もあります。

2. 船橋市保健所(こころの相談) 047-409-2859
1. 千葉県警察少年センター(ヤング・テレホン) 0120-783-497
1. 独立行政法人医薬品医療機器総合機構(くすり相談窓口) 03-3506-9425
2. 千葉県健康福祉部薬務課(薬事アドバイザー) 043-223-2622