国史跡指定を目指して調査中の取掛西貝塚について、これまでの発掘調査成果の概要を1冊にまとめた報告書を刊行しました。
おもな内容は、取掛西貝塚で発見された竪穴住居跡や貝塚などの遺構や、出土した土器や石器、装飾品などの遺物のほか、動物の骨や種類、植物種子の痕跡などについての自然科学分析などです。市の歴史に興味をお持ちの方は、ぜひご覧ください。
<取掛西貝塚とは・・・>
取掛西貝塚は、市中央部の飯山満町1丁目から米ケ崎町の台地に位置する、約1万年前の縄文時代早期の貝塚と集落跡です。貝塚は東京湾東岸部では最も古く、集落の規模はこの時期では関東最大級です。また、シカやイノシシの頭の骨を並べた動物骨集中が発見されており、動物儀礼跡だとすれば日本最古のものです。
下記の「ファイルダウンロード」からご覧いただけます。(市内図書館で令和元年6月中旬から配架を予定しています。)
船橋市教育委員会 生涯学習部 文化課
電話:047-436-2898