プログラミングスクール プログラメイツ
世の中AI万能説が飛び交っています。
「これからはプログラマなんか不要なんだよ。AIがやるから。」と人が言っているのを何度も聞きました。
じゃぁプログラマ無しでやってみたら、と思うけどそういう人に限って結局プログラマに仕事投げるんじゃないかなと思います。わからないけど。
AIについては私も手をこまねいているわけではなく、ここ数年はAnacondaやKaggleとかも使って基本的な事の習得には精を出してきたし、
学びたいという生徒にNotebookの使い方を教えたりしてきました。
しかし、GPUを使った力づくの開発には手を出してきませんでした。なぜならばお金がかかるから。
お金をかける開発というのはお金のある人には敵わないので手を出しません。
IBM全盛時にパーソナルコンピュータを出したアップルは当時にすれば画期的に安くコンピュータを発売してベンチャー企業の先駆けとなりました。
つまり、ベンチャー精神にあふれた(貧乏ではない)プログラメイツではお金をかける技術には取り組まない。無料のツールを駆使して授業は行っています。
しかし、AI用の技術は現実的に高価なNVIDIAのGPUを中心に進んでおり、これはAIの処理を早く終わらせるには並列高速演算が必要という仕方のない事情もあります。
AIを出来るだけ安く実現するために今回はNVIDIAのGPUを敢えて避け(ケチなのではない)、対抗としてNVIDIAより安くGPUを提供しているAMDの技術を使っての実装をしてみました。
第一目標としては、ComfyUIを動かす、です。基本機能である画像生成をやってみようというわけです。
実装したPCのプロセッサはAMD Ryzen AI 7 350、メモリは32GB、GPUとしてAMD Radeon 860Mを載せています。
新品で15万円もしない、ゲームにうるさい子供なら「ぼろっちい」と一刀両断に叩かれるようなモデルです。
これでも、私が今後の5年間の使用を考えて新調した開発用PCなのです。
これに、
・ROCm 7.15
・PyTorch 2.12
・Torchvision 0.27.0
・Torchaudio 2.11
と、PCの環境に合わせてAMDのサイトでビルドされたものをインストールしていきます。Pythonのバージョン3.14です。
私のPCはgfx1152というデバイスタイプなので、それに合わせる。
細かいことは、
ROCmのダウンロードサイト
と
Pytorch関連のインストール方法
にあります。手順なんか書いていたら何ページにもなってしまうので、7月15日ビルドのものを使用した要所だけ書くと、
pip install --no-cache-dir `
https://rocm.nightlies.amd.com/whl-multi-arch/rocm_sdk_core-7.15.0a20260715-py3-none-win_amd64.whl `
https://rocm.nightlies.amd.com/whl-multi-arch/rocm_sdk_devel-7.15.0a20260715-py3-none-win_amd64.whl `
https://rocm.nightlies.amd.com/whl-multi-arch/rocm_sdk_libraries-7.15.0a20260715-py3-none-win_amd64.whl `
https://rocm.nightlies.amd.com/whl-multi-arch/rocm-7.15.0a20260715.tar.gz `
https://rocm.nightlies.amd.com/whl-multi-arch/torch-2.12.0%2Brocm7.15.0a20260715-cp314-cp314-win_amd64.whl `
https://rocm.nightlies.amd.com/whl-multi-arch/torchvision-0.27.0%2Brocm7.15.0a20260715-cp314-cp314-win_amd64.whl `
https://rocm.nightlies.amd.com/whl-multi-arch/torchaudio-2.11.0a0%2Brocm7.15.0a20260715-cp314-cp314-win_amd64.whl `
https://rocm.nightlies.amd.com/whl-multi-arch/amd_torch_device_gfx1152-2.12.0%2Brocm7.15.0a20260715-cp314-cp314-win_amd64.whl `
https://rocm.nightlies.amd.com/whl-multi-arch/amd_torchvision_device_gfx1152-0.27.0%2Brocm7.15.0a20260715-cp314-cp314-win_amd64.whl
となります。他はComfyUIのインストール手順に従えばよいです。
最初の画像はサンプルで入っているFlowに「少女が湖畔で立っている水彩画を作ってください」として出力させたものです。
モデルにQwenを使っているので日本語も使えますし、画像もなかなか美しいです。
二枚目の画像はこの時のComfyUIの画面です。これで260秒かかっているのでこの辺うるさいひとには「おっせぇ」と言われそうですが、PC単独で立派に動いています。
内容は少し違いますが、実行の様子も動画にしましたのでご覧ください。処理がCPU(言語解析)からGPU(画像生成)に移る様子も面白いです。
画像生成が上手く行ったので、今の目標はROCmを使って既存モデルのfinetuningを行い、Huggingfaceにアップロードしたいです。
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