◎春休みでほくろ除去をご希望で来院される方が増えています。先日、急に出てきた小さな「ほくろ」が心配になり、皮膚科を受診された患者様から基底細胞癌という皮膚がんが見つかりました。
◎小さなほくろは、炭酸ガスレーザーで簡単に除去できますが、必ず、ダーモスコープで拡大して、ほくろの形態に異常がないかどうか、チェックする必要があります。
◎異常な形態が見つかった場合、レーザーで焼灼するのではなく、メスで切除して、細胞をチェックする病理組織検査を依頼します。結果は1週間程度でわかります。
◎明らかに異常がある場合、最初から完全切除する必要があることから、形成外科で慎重に手術を行います。切除した組織は、病理組織検査で取り切れているかどうか、チェックしてもらいます。取り切れていれば、一安心です。経過のフォローアップは切除後1年間は2ヶ月毎に行います。基底細胞癌と扁平上皮癌は当院で対応できます。メラノーマは専門病院をご紹介しています。
◎予想外の皮膚がんで、取り残しが認められた場合は、再度手術を行う場合があります。どんな場合も油断は禁物です。
盛り上がったほくろ除去
◎ご相談は、船橋ゆーかりクリニックまで。他の皮膚科クリニックからのご紹介にも対応しています。