◎ペディキュアで足の爪を覆っていると、知らないうちに、爪の一部が白く濁っていることがあります。
◎これは、爪から水分が蒸発できなくなったため、湿潤環境になり、水虫菌（白癬菌）が増殖して、爪水虫（爪白癬）になっている状態です。放置しておくと、広がってしまいますので、お早めに皮膚科でご相談ください。
◎爪の一部を採取して、顕微鏡検査や抗原検査を行います。陽性の場合、治療が必要になりますが、半年～1年と治療に時間がかかります。
◎治療法は、1日1回、爪にハケで塗るタイプの外用薬（2種類）、もしくは、1日1回内服する錠剤（2種類）になります。
　1.外用薬
　　就眠前に1回、ハケで塗ればよいので、手軽に取り組みにやすい。
　　問題点：皮膚がかぶれることがあるので、皮膚についたら、拭き取る必要がある。
　　　　　　爪水虫に厚みがあると、効きにくい場合がある。
　　　　　　効果が出るまでに時間がかかる。100％の有効率ではない。
　2.内服薬
　　1日1回内服すればよいので、取り組みやすい。最近の内服薬は3ヶ月間内服すれば、効果が出る。
　　問題点：肝機能異常が出る場合があるので、採血検査が必要となる。
　　　　　　爪水虫に厚みがあると、効きにくい場合がある。
　　　　　　効果が出るまでに時間がかかる。100％の有効率ではない。

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