前回の記事で、スレート屋根(コロニアル系)には製造時期によって「世代」があり、特に2002年〜2008年頃に製造された第2世代の屋根材は塗装に向かないというお話をしました。
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今回は、第2世代の屋根材について、より詳しく解説します。また第2世代の屋根だった場合の対処方法や、具体的なメンテナンス方法もご紹介します。
⚠️ なぜ第2世代は「塗装NG」なのか?
それまでスレート屋根の補強材として使われていたアスベストは、高い耐久性と適性がありました。しかし、健康リスクの観点から、使用禁止となりました。
各メーカーは急いでアスベストを含まない
「ノンアスベスト」の屋根材を開発・製造しました。 代表的な製品には
ニチハ「パミール」、
クボタ(現ケイミュー)「コロニアルNEO」などがあり、他にも約15種類が該当します。
しかし、この過渡期に作られた製品群が、
以下のような深刻な問題を引き起こすことになります。
■補強材の性能不足: アスベストの代わりに使われたパルプ等の繊維では強度が足りず、屋根材自体が
非常に脆く、割れやすい性質になっています。
■高い吸水性と層間剥離: 屋根材が水分を吸いやすく、その水分が凍結・膨張を繰り返すことで、
屋根材がミルフィーユのようにペラペラと剥がれる「層間剥離」を発生しやすくなります。
■塗膜が定着しない: 表面がもろくなり、粉状になるため、塗料がしっかりと密着しません。これが「塗装しても意味がない」と言われる理由であり、実際に数年で剥がれることがあります。
🛠️ 塗装に適さない「第2世代屋根」への2つの対処法
塗装が適さない第2世代の屋根材には、主に以下の2つのメンテナンス方法があります。
1.
カバー工法(重ね葺き)
既存の屋根材を撤去せず、その上から新しい金属屋根を重ねて覆う工法です。
「スーパーガルテクト」など断熱材一体型の製品が人気です。
【メリット】
✅既存屋根の撤去費用・廃材処理費がかからないため、葺き替えより低コストです。
✅屋根が二重になるため、断熱性・遮音性が向上します。
✅金属屋根は軽量なため、耐震性への影響も最小限です。
【注意点】
❌
既存屋根の下地まで腐食している場合は施工できません。
2. 葺き替え
既存の屋根材を完全に撤去し、下地から補修・交換した上で、新しい屋根材を設置する方法です。
【メリット】
✅雨漏りなどで傷んだ
下地から新しくできるため、根本的な解決になります。
✅屋根全体を軽量な金属屋根に変えることで、耐震性を向上できます。
✅下地も含めて一新するため、期的な安心感があります。
【注意点】
❌撤去費用・廃材処理費用がかかるため、
費用が最も高額になりやすいです。
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