毎日18時に投稿をしています、良かったら過去の投稿も読んでみてください。
腰痛をテーマに書いていたけどここ何回かは慢性痛がテーマになってます。
特に前回と今回はその傾向が強いですね。
今日は具体的な対処のお話
脳によって痛みの感じ方が変わるかも、そういったことが研究でわかって来たという話を何回かに渡ってしてきました。
・感情の判断をする「扁桃体」
恐怖や不安を感じ、痛みにも関わっていて「海馬」と連携して痛みや怖さを記憶、学習しているところ。
・扁桃体のコントロール役「DFPLC」
判断や意欲を司る。
痛みの抑制にも関与している。
・快感や意欲を司る「側坐核」
やる気や達成感に関わる場所
この場所が活発に働いていると「扁桃体」の興奮を抑える事が出来ると言われている。
まとめるとこんな感じです。
ここで大事になってくるのは、側坐核を元気にする事。
そして扁桃体を興奮させない事。
痛みを感じやすくする、もしくは痛い記憶を呼び起こしやすくするのはこの2つの場所の状態にかなり左右されます。
痛みを感じやすく、いつもどこかが痛い、すぐ肩こりとか腰痛になるという方は側坐核が元気でなかったり、扁桃体を興奮させてしまっているのかもしれません。
ではどのように活性化して、興奮を抑えるのか。
側坐核は快感や意欲、達成感に関わる仕事をしています。
この場所が活発に働くには小さな事でも良いので目標を達成する事や、幸せを感じる事が良いと言われています。
1日の終わりに今日は信号のタイミングが良かったとか、コンビニのクジ引きが当たったとか、笑顔で挨拶されたとか。
寝る前に1.2個でも、良かったなという記憶を思い出すだけで側坐核が元気になるといわれています。
そして、扁桃体は痛みの記憶を蓄積する事が分かって来ています。
どうすると痛いかな、というのを気にして痛みに気を取られすぎると余計に治りにくくなる場合があります。
こうしたら痛いかも、運動してないと悪化するかもなどの不安が扁桃体を興奮させてしまいます。
「知る」事によって、改善出来る痛み、コントロール出来る可能性があると分かるだけでも不安が軽減されるはずです。
体の状態と痛みの仕組みを理解する事は、痛みを改善する事に繋がります。
この投稿をキッカケに調べてみようと思うこと、それが不安や恐怖に対抗する手段となって、扁桃体の興奮を落ち着けてくれると思います。
腰痛や慢性の痛みは「脳」の影響を受けている話をしてきましたが、体が全く悪くなくて痛みを感じる、というケースはほとんど無いと思います。
体の状態を確認して動きやすくしたり、特定の場所に負荷の掛かる使い方をしていたり、そういったところを丁寧に調べて施術する事は僕が一番気を付けていることです。
それと共に、構造や仕組みを分かりやすく説明して、気付いてもらう、納得する、安心する、それが慢性的な痛みを改善するのに重要な事だと考えています。
扁桃体には「可塑性」といって変化する力があります。
という事は痛みの記憶を上書き出来る?
といった話はまた明日。
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手技整体院 咲蛙(しょうわ)
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