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昨日からの新シリーズです。
四十肩は実はとても古い歴史があり、時代の変化と共にその認識も変わって来ています。
そもそも
「四十肩」とはどんな症状の事を指すのでしょう?
レントゲンなどでどこかの骨に異常が見られたら、断定されるといった基準はあるのでしょうか?
自分は今四十肩になっている
過去に経験した
知り合いでそうだという人がいる
読んでいる皆様はこのどれかに当てはまると思います。
共通してよく聞く症状では
・肩が上がらない
・腕を後ろに回せない
といった動きの範囲の制限、これに加えて
・動かすと痛い
・夜寝る時、寝ている時に痛くなる
という痛みの症状が重なっている
このような方が多いと思います。
特徴としてこの症状がある方に対して「年齢を問わず」
「四十肩」ですね、と説明される事が多いです。
しかし
「四十肩」には
「定義がありません」
というより、そもそも
「病名」ではありません。
「病名」でないという事は、明確なルールが決まっていないのです。
上に書いたような、こんな症状があったら、検査でこの数値が出たら、という決まりがないのです。
現在では「肩関節周囲炎」という名前が付いており、基本的には四十肩・五十肩=「肩関節周囲炎」とされていますが。
未だに、そのほかの肩関節の紹介に関しても、四十肩として説明される事が多く、痛みの原因によって対処法が異なるにも関わらず、同じグループにまとめられてしまっているのです。
「肩関節周囲炎」に関しても
あくまで「周囲炎」なので、肩に付いているどの筋肉が炎症を起こしているかで対処が変わってきます。
つまり、四十肩は「腰痛」と一緒で、様々な原因のある物の総称として使われている言葉なのです。
腰痛も結局のところ人によって原因も、痛む場所も、痛い動きも違うのに「腰痛」で一括りにされています。
つまり「四十肩」とはそういったものの俗称として使われるケースが多いので
・四十肩だからこの治療がおススメとか
・私はこの治療を受けたら治ったからあなたにもいいわよとか
・テレビでやってたあの方法が効くらしいから試してみて
というのは誤解や、症状の悪化を招く恐れがあります。
凄い治療法を持っている、よりも、原因を丁寧に調べてくれる、その方が症状が良くなる可能性は高いです。
似たような症状であっても、おにぎりのように割って中身を見てみないと具材(原因)が分からない、調べる事が大事なのです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
次回は、具体的にどんな症状の方が多いのかを書いていく予定です。
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