こんにちは！　今日は「冷却水」についてお話をしたいと思います。
冷却水はエンジンの温度を下げてオーバーヒートを防ぐ、非常に大切な役割を果たしているんです。
冷却水とはその名の通りエンジンを冷却するための水です（別名「ラジエーター液」「クーラント」とも呼ばれる）。

熱を奪った冷却水はラジエーターで冷やされ、またエンジン内を巡回するということを繰り返します。
水とはいいますが、普通の水とは異なり、冬場でも凍結せず、エンジン内の金属部品を錆びさせたり腐食させたりしないのが特徴です。

冷却水は無色ではなく赤・緑・青・ピンクのいずれかの色がついています。

■冷却水の不調を放置したら…
①車のエンジンをかけると、エンジン内部では燃料を燃焼させるために高温になります。
②このままにしているとエンジンはオーバーヒートし、白煙を上げて停止します。
③場合によっては炎上や爆発といった事故につながる危険性があります。

上記のような事故を防ぐために、冷却水の不足や漏れなどがないかメンテナンスや点検が重要になってくるのです。

＜点検方法＞
・駐車場などの地面に緑や赤の液体が垂れていないか確認。
・ボンネットを開けて冷却タンクの液面や色をチェック。
※エンジンが冷えていることを確認し、エア抜きも忘れずにしましょう。
・水温計を確認して冷却水の温度を確認。

＜冷却水の補充方法＞
・リザーバータンクの目盛りを見ながら適正量まで冷却水を注入。
※冷却水は漏れたときにわかりやすいように、なるべく同じ色の冷却水をいれるのがおすすめです。
※エンジンが冷えていること、エア抜きも忘れずにしましょう。

＜冷却水の交換方法＞
・冷却水が耐用年数を迎えたら、補充ではなく交換が必要。
・古い水を排出し、洗浄後に新しい冷却水をいれる。
※交換のときはジャッキアップして車の下に潜る必要があります。
※補充の場合と同様に作業前には必ずエンジンが冷めているか確認しましょう。
⚠️冷却水を水道水で代用しないでください！

冷却水の点検やメンテナンスは、車を安全・安心に走行するためには必要不可欠です。
点検などは無理せず、私たちプロにお任せください。
何か不安なことがございましたら、当店のサービススタッフにいつでもご相談ください。