バスドラムの繋ぎでダブルが速くなる原因と「着地で力を抜く」練習法
川島広明ドラム教室

シングルで脱力して、次のダブルへ備えよう!
こんにちは!
船橋日大前駅から徒歩6分、川島広明ドラム教室です。
「フレーズの繋ぎ目になると、バスドラムのダブルだけ速くなってしまう…」
「スネアのあとに来るバスドラムで力んで、かかとが浮いてしまう…」
ドラム歴1〜5年くらいの方から、特に多くいただくお悩みです。
中でも、
・「|タドチド|ドン…」のように、小節をまたいで繋がるフレーズ
では難易度が一気に上がり、ダブルが走りやすくなります。
まず知っておいてほしいのは、これはセンスや才能の問題ではなく、「きちんとダブルを意識できるようになった人ほどぶつかる“成長途中の壁”だということです。
この記事では、
・なぜ繋ぎでダブルが速くなるのか
・なぜスネア後のバスドラムで力んでしまうのか
・どう考え、どう練習すれば改善できるのか
を、感覚論ではなく理屈ベースで整理してお話しします。
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■ 「|タドチド|ドン」で起きている2つの問題
今回のケースを整理すると、主な症状は次の2つです。
・「|タドチド|ドン」で、小節の繋ぎ目のダブルだけ速くなる
・「|タドチド|」のスネア直後のバスドラムで力みが入り、叩いたあとにかかとが浮いてしまう
一見すると別々の悩みに見えますが、実はどちらも同じ原因から起きています。
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■ なぜダブルだけ速くなるのか?意識の向きすぎが原因
原因をひと言でまとめると、
「次のダブルを意識しすぎて、『速く打たなきゃ』という気持ちが先行している
という状態です。
このとき、頭の中は
・正確なタイミング
・自然な反応
よりも、
・「間に合うかどうか」
・「失敗しないかどうか」
といった焦りや不安でいっぱいになっています。
その結果、
・必要以上に強く踏み込む
・動作が大きくなりすぎる
・足が常に緊張状態になる
という悪循環に入り、ダブルだけが前に飛び出してしまうわけです。
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■ ヒールアップとビーターの動きから見る「力みの正体」
ここで一度、バスドラムの基本動作を整理しておきます。
◆ ヒールアップとは?
ヒールアップは、かかとを上げた状態でペダルを踏み込む奏法です。
・パワーとスピードを出しやすい
・ロックやポップスでよく使われる
一方で、脱力ができていないと動きが止まりやすいという特徴もあります。
◆ ビーターは「当てにいくもの」ではない
バスドラムのビーター(ヘッドを叩く先端部分)は、本来
・強く押し付けるものではなく
・自然に往復させるもの
です。
ところが力んで踏み込むと、
・ビーターがヘッドに貼り付いたまま戻らない
・足が次の動作に反応できない
という状態になってしまいます。
この状態のまま
「次はダブルだ!」
と意識すると、さらに力でねじ伏せるように踏んでしまい、結果としてダブルが走る・足がバタつくということが起こります。
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■ 改善のカギは「次のダブル」ではなく「今の1打」
ここで発想を切り替えてみましょう。
ダブルは「速く踏みにいく動き」ではなく、「反応できる状態を先につくる」ものです。
そのために大事なのは、
・「次のダブル」を気にしすぎない
・「今、目の前の1打」に集中する
という意識です。
具体的には、
・叩いた直後に力が抜けているか
・着地の瞬間に脱力できているか
この2つを最優先で確認していきます。
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■ 練習ステップ①|脱力できるヒールアップを作る
まずは、ヒールアップでの脱力練習から始めましょう。
ポイントは、「踏んだあとのビーターの動き」です。
・力みが強い…ビーターがヘッドに貼り付いたまま
・脱力できている…ビーターが自然に少し離れる
理想は、
「離れすぎず、離れなさすぎない」絶妙な距離感です。
この距離感は、何度も繰り返し踏むことで、
・「無理に力を入れなくても音が鳴る」
・「着地したら勝手に戻ってくる」
という感覚として、少しずつ足が覚えていきます。
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■ 練習ステップ②|ヒールアップの“着地”で力を抜く
次に意識してほしいのが、「着地の瞬間」です。
ヒールアップというと、
・踏み込む瞬間
・足を下ろす瞬間
だけを意識しがちですが、実はそこから一歩進んで、
「着地した瞬間に力が抜けているかどうか」
がとても重要です。
着地したときにまだ力が残っていると、
・右足が次のダブルに反応できない
・もう一度踏もうとしたときに「力技」になってしまう
という状態になります。
「もう一発!」と無理やり踏みにいくほど、ダブルは走りやすくなります。
着地まで来たら、「そこから先は足に任せる」くらいの意識で、一度ふっと力を抜いてあげてください。
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■ 練習ステップ③|「ドンドド」で繋ぎを練習する
最後に、実際のフレーズに近い形で練習していきます。
おすすめは、
「ドンドド」
という並びでの練習です。
・最初の「ドン」…シングルストローク
・ヒールアップで踏み込む
・着地したらかかとを床につけてOK
・後半の「ドド」…ダブルストローク
このときの目的は、
「シングルからダブルへの切り替えを、“脱力した状態”のまま行うこと」
です。
テンポは、
・「余裕がありすぎるくらい遅く」
・足が忙しくならないテンポ
からスタートしてください。
音量よりも、“反応のしやすさ”を優先することがポイントです。
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■ 練習中に確認したいチェックポイント
練習のときは、次の3点を意識してみてください。
・テンポを上げる前に、動きが軽いかを確認する
・右足が「忙しい」「追われている」と感じたら、テンポを落とす
・録音や動画でかかと・ビーター・足首の動きを客観的に見る
動画で見ると、
・自分が思っている以上に足が大きく動いている
・着地後もずっと力んでいる
といったクセが、とてもわかりやすく映ります。
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■ まとめ|無理に「速く」しようとしなくて大丈夫
バスドラムのダブルが速くなってしまう原因は、
・「速くしなきゃ」と意識しすぎること
・その結果としての力み・動作の大きさ・焦り
にあります。
逆に言えば、
・脱力する
・動きを止めない
・着地の瞬間に力を抜く
この3つを守っていけば、結果としてダブルは安定し、必要な速さも自然とついてきます。
「無理に速くしなくていい」
まずは、反応しやすい足・戻りやすい足を作ることから始めてみてください。
繋ぎでのダブルが安定してくると、|タドチド|ドン…のようなフレーズも、驚くほど楽に感じられるはずです。
当ドラム教室では、今回のような
・ヒールアップの着地でどこまで力を抜くか
・ビーターをどこまで戻しておくか
・「次のダブルを意識しすぎない」ための考え方
といった楽譜や動画からは見えにくい、体の使い方と意識の置き方を中心にレッスンしています。
「繋ぎでダブルが走るのを直したい」
「かかとや足首の使い方を一度きちんと見直したい」
という方は、ページ下のボタンから無料体験レッスンをぜひ一度お試しください。
実際に体を動かしながら、あなたの足の動きを一緒に確認していきましょう。
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