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こまつなう2017 小松菜がみんなに届くまで

第2回 なんで西船橋で小松菜なの? 船橋ブランド小松菜の過去と今、そして未来。

提供:こまつなう有志の会

あっという間に野菜らしく!

こちらは種を植えてから15日目の小松菜。

7日目の可愛いふたばの姿から一変、一気に野菜らしくなってきましたね!

7日目の小松菜はコチラ

 

それでもよく見ると根元にはまだふたばが残っていて、芽生え時の痕跡が残っています。

 

後2週間ほどで美味しい小松菜になりますよ!

(写真は5月10日頃に撮影)

 

さて、小松菜のイベントを開催してしまうほど小松菜が有名な西船橋ですが、そもそもなぜ小松菜の生産が盛んになったかご存知ですか?

本日は西船産小松菜の歴史をお伝えします!

西船橋で小松菜が注目された理由

 

西船橋で小松菜の生産が始まったのは、明治時代の後半です。

昔、小松菜の発祥地でもある東京都の小松川地区と西船橋は「縁組み」といって、両地域の間でお嫁さんの行き来がありました。

その際に小松菜の種が伝わったと言われています。

 

また、第二次世界大戦の際にも、都心部から疎開してくる人とともに小松菜の種が流入したとされています。

 

これらによって西船橋でも小松菜の生産が始まりましたが、当時は小松菜を生産する農家は1,2軒程度でした。

西船橋では元々ネギや人参をはじめ、多様な野菜の生産されていたため、小松菜の生産農家は少なかったのです。

 

しかしながら、近年になって西船橋周辺の都市化が進むとともに、農地も減っていきました。

 

そこで、1年に7~8回も収穫できる小松菜の生産性に注目が集まり、都市部という条件にも合う小松菜が広まったのです。

小松菜の種。とても小さいです。

西船橋葉物共販組合の設立

 

西船橋には小松菜の専売農家が組織する「西船橋葉物共販組合」という組織があります。

 

西船橋の都市化の影響で小松菜の生産が盛んになり始めた一方、小松菜の一大産地である地域には生産量や知名度などでまだまだ引けを取っていました。

そこで、小松菜専売の農家が切磋琢磨し、品質の良い小松菜を生産するために、1994年に西船橋葉物共販組合を結成したのです!

 

これにより安心・安全な小松菜の供給が可能になりました。

西船産小松菜の今とこれから

西船橋葉物共販組合の結成以後、生産者全員が環境に優しい生産活動を行うエコファーマーの認証を受けました。

また、多くの食育活動やPR活動を行うことで、現在、皆様の食卓に「船橋ブランド小松菜」として美味しい小松菜をお届け出来ています。

 

船橋ブランドを背負う以上、中途半端な商品はお出しできません。

自ら納得した安心・安全で美味しい小松菜をこれからも皆様に届けてゆきたいと思います。

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