船橋今昔物語
”葛飾町”だったころの貴重な写真から、いつ頃撮影されたかを考えます
京成西船駅周辺の白黒写真です。鎌倉屋さんは「鎌倉屋足袋店」という看板を出していますね。
開業当初は「葛飾駅」でしたが、昭和62年(1987年)に「京成西船駅」に名前が改められました。さて、この写真はいつ撮影されたものだと思いますか?

昭和初期の葛飾駅(提供:田島源氏)

平成27年(2015年)7月に撮影した京成西船駅前
この写真の撮影年代を推測するポイントは右下の「選挙粛正」という白い張り紙下部の「葛飾町」にありそうです。


白い張り紙部分の拡大
東葛飾郡東葛村が葛飾町となったのは、昭和6年(1931年)の町制施行以後。
そして昭和12年(1937年)には、東葛町は船橋町・八栄村・塚田村・法典村と合併し、船橋市が発足します。
このことから、葛飾町が存在していたこの写真が撮影されたのは昭和6年(1931年)~昭和12年(1937年)前後ではないかと推測されます。
ちなみにこちらのお写真は、カメラが趣味の地元の方が当時「ガラス乾板」で撮影した貴重なもの。今ではスマートフォンやデジタルカメラで簡単に写真が取れますが、明治から昭和前半にかけては、約1ミリの厚さのガラスで出来た原板を、ネガとして使っていたそうですよ。
※読者の方から撮影時期について貴重なご意見を頂きました。
写っている学生が着ているのは夏服。夏に選挙があったのは、昭和10年(1935年)の地方議会選挙だそうで、撮影されたのは昭和10年ではないか、とのことです。
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
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