船橋今昔物語
店内には明治時代の看板や昭和の懐かしの写真も!時代を乗り越えてきた物語が詰まった店
昭和30年代に撮影されたひろせ直船堂 提供:右島薬局
大正7年に建築された趣ある建物が特徴的な、和菓子屋「ひろせ直船堂(ちょくせんどう)」。
JR船橋駅から徒歩10分ほど、本町通りの船橋市中央図書館から少し東に進むと、道の向かい側にお店があります。
創業年度は不明で、江戸時代より以前からあったという説もあるそうです。店に掲げてある看板は、建物の建て替えに合わせて大正時代に製作。一枚板で作られており、当初は金箔も貼り付けられていました。
令和2年(2020年)撮影のひろせ直船堂 現在も同じ場所で営業をしています
大正時代以前まで掲げてあった看板は、現在はお店の中で見ることができます。
当時は看板をあげるのに税金がかかった時代。看板の大きさによって税金がかかるため、看板が大きいほど”商売がうまくいっている”という証拠でした。
看板には英字でも店名が書かれており、ユニークなセンスを持っていたことも分かります。
HIROSE.C「」←この記号は詳細は不明ですが、「船」をあらわした記号を創作したのではないかとも想像できます。
明治時代まで使われていた看板 お店のカウンターの後ろにあります
昭和の初めには、当時では珍しい車を3台所有していました。車1台の値段は、車によっては戦闘機一機以上の値段だったとも言われる時代です。しかし戦争を経て、これらの多くは没収されてしまったそうです。
昭和10年に撮影された、ひろせ直船堂の営業車
店内には、貴重な写真や歴史を感じるものがたくさん置かれており、昔にタイムスリップしたよう。
カウンターには看板メニューのおせんべいなどが、ショーケースには季節の和菓子、くずもちやようかんなど、懐かしさも感じる美味しい和菓子が並んでいます。
今は11代目くらいだという店主。店主ご自身がかつてそうであったように、小学生のお子さんもここから学校に通っています。本町通りのお店の中には、同世代の若い仲間のつながりも色濃くあるといいます。親やそれよりも前の世代から続くお店を、皆で協力して守っているのですね。
《2021年3月現在、船橋市中央図書館において、昭和30年代の本町通りの写真を展示中です》
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
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