船橋ではたらく、あの人にインタビュー
創業78年! 米油に懸けた熱き想いと船橋との運命的な出会い

船橋で活躍する企業や個人の方にスポットを当てる本企画。
二回目にご登場いただくのは、船橋市に本社を構え、創業78年という長きにわたり米油事業を営んでいるボーソー油脂株式会社(以下、ボーソー油脂)。
健康志向の高まりとともに注目される米油ですが、実はその製造の裏側には、船橋の地に深く根ざした熱い想いがありました。
そんなボーソー油脂の魅力に迫るべく、まいぷれ編集部がご担当の國友勝弥さんと山田佳奈さんにお話を伺いました。

ご担当の國友さん、山田さん
まいぷれ編集部 本日はお忙しい中ありがとうございます。はじめに、創業のきっかけと現在の事業内容について、ご紹介いただけますでしょうか。
國友さん はい。弊社は創業者である直野良平が、太平洋戦争中に朝鮮半島で米油製造を手掛け、その後日本に帰還して1947年に米油事業をおこすべくスタートしました。直野は日本人の主食であるお米から生まれる「米ぬか」に着目し、これを原料とする良質な油の可能性を追求しました。資源が乏しい日本において、米ぬかを活用した米油事業を立派に育てるという、使命感に燃えていたといいます。
まいぷれ編集部 なるほど、その頃からすでに米油に大きな可能性を見出していらっしゃったのですね。船橋に本社を置かれることになったのは、どのような経緯だったのでしょうか?
國友さん 当初は都内での設立を考えていたのですが、戦後まもなく、全国に200社以上の米油製造会社が乱立し、都内には適切な用地が見つかりませんでした。そんな中、最終的に行き着いたのが、現在の京葉道路船橋インターチェンジ近く、ここ船橋の地だったのです。創業当初は「房総油脂工業」という名で設立しました。1960年には現在の地に船橋工場を移転し社名も「ボーソー油脂株式会社」に改め、米油の製造の中核を担う分野に特化し現在に至ります。家庭用ペットボトル製品の充填工場も、東京都江戸川区から船橋市高瀬町へ移転したりと、船橋に集約され、この地が事業の重要な拠点となっていきました。
まいぷれ編集部 まさに、船橋との運命的な出会いと言えそうですね。

こめ油工業のあゆみと「こめ油随想」
まいぷれ編集部 先程から気になっていたのですが、こちらの本は…?
山田さん これは創業者直野良平の社史である「こめ油随想」と昭和60年代までの米油事業の回顧録ですね。50年以上も前の本で、社内に数冊しか残っておりません。直野の先見の明と、日本人の主食であるお米の恵みを最大限に活かしたいという熱い想いが詰まった、この船橋の地で現代まで続く米油事業の礎を築いた、貴重な記録ですね。
まいぷれ編集部 そうだったんですね。創業者の想いに触れられる資料が社内に残っているなんて、素敵ですね。

創業時の米油
まいぷれ編集部 ボーソー油脂さんといえば、米油業界ではトップブランドとして知られていますが、油以外の製品もあるのでしょうか?また社内ならではのユニークな文化やエピソードがあれば教えていただけますか?
國友さん そうですね。米油を精製する過程で生まれる様々な副産物から、石けんなどの加工製品も展開しており、米油の可能性を日々追求しています。ユニークな文化とは違うかもしれませんが、工場で汚れた作業着は社内の洗濯機を使って、自社の洗濯用米ぬか粉石けんで洗濯することができます。
まいぷれ編集部 副産物を有効活用した石けんで作業着を洗濯出来るなんて素敵ですね。食に関わる会社ならではの特に印象的なエピソードはありますか?
山田さん 自宅でも揚げ物は家族にまかせず自ら調理する社員が多くいます。「適温で揚げる」「一度に大量に入れない」「二度揚げ」といったプロ顔負けのコツを実践しています。風味を邪魔しないという米油の特徴は、ドレッシング作りでも大活躍です。「酸っぱすぎず、まろやかなドレッシングができる」と、手作りする社員も少なくありません。
まいぷれ編集部 素晴らしいこだわりですね! では、外食される際にもやはり油のことが気になりますか?
山田さん はい、外食すると「何の油が使われているのだろう?」と気になってしまうんです(笑)。職業病ですかね。米油ではない油を使った料理を食べると、その違いがすぐにわかるほどです。以前社員同士で行った飲食店で、使われている油の種類を当てたなんてエピソードは、社内でもよく話題になります。米油を知り尽くした我々ならではかもしれませんね。
まいぷれ編集部 米油への深い愛情と探求心が、ボーソー油脂さんの米油文化を育んでいるんですね。
ボーソー油脂のビジョンを形にした絵画と、初代家庭用米油の商品ロゴ入りの暖簾
まいぷれ編集部 創業以来、船橋を拠点とされてきた御社にとって、このまちへの想いは格別だと思います。これまでの地域との関わりや、市民の皆さんとの接点などあればお聞かせいただけますか?
山田さん はい。船橋の地への感謝は常に持ち続けています。過去には、2013年から2019年まで開催された「船橋の朝市」に参加し、米油の販売や朝市名物であるスズキの唐揚げに米油を使っていただくなど、市民の皆様との交流を深めてきました。また、船橋市観光協会様と一緒に、小学生を対象にした工場見学を開催いたしました。普段は公開していない工場ラインを開放し、子どもたちに「米ぬかから米油ができること」を伝える貴重な機会を提供させていただきました。
まいぷれ編集部 それは貴重な体験ですね! 工場見学って小さいお子さんはワクワクする体験かと思います。他にも船橋との取り組みはありますか?
山田さん ふるさと納税の返礼品としても採用していただいています。最近では、地域企業とのコラボレーションにも力を入れています。これは、地域での認知度向上だけでなく、「船橋の飲食店でボーソー油脂の米油をもっと使ってほしい」という願いの表れでもあります。
まいぷれ編集部 地域に根ざした活動が多岐にわたっているのですね。船橋という街の魅力は、どのように感じていらっしゃいますか?
國友さん 船橋は、東京のベッドタウンでありながら、海から街中まで賑わいがあり、海産物から野菜まで豊かな食文化が魅力だと感じております。今後、船橋市全体を巻き込んだ食のイベントなど、企業と市民が一体となれる機会を増やしていきたいと考えています。

工場内部の様子
まいぷれ編集部 米油はテレビなどで取り上げられて以降、市場規模が大きく成長したと伺っています。今後の展望や、船橋での活動についてお聞かせください。
國友さん はい。2014年から2015年頃のテレビ放映をきっかけに、米油の家庭用市場は年間10億円未満から200億円規模にまで急成長しました。しかし、現状として「米油」は知っていても、船橋の「ボーソー油脂の米油」については、まだまだ多くの方に知っていただく機会があると感じています。
まいぷれ編集部 では、今後の目標は、「ボーソー油脂の米油」というブランドをさらに多くの方に届けることでしょうか。
國友さん まずは「船橋といえばボーソー油脂」というイメージを地域に浸透させていきたいという強い想いがあります。将来的には「米油=ボーソー油脂」という連想を多くの方にしてもらいたいです。これは、創業者の直野良平が抱いた「お米の恵み」を活かすという使命感を、日本ならではの油としてその価値を広げていきたいという夢でもあります。

現在の米油各種
まいぷれ編集部 日本の食文化を支える、素晴らしい目標ですね。最後に、船橋の皆さんへのメッセージはありますか?
國友さん まずは船橋市の地元の方々に身近に感じてもらえる存在を目指したいです。80年ほど船橋市にて米油を中心に作っておりますが、皆様との距離はすごく遠いものではないかと思っております。ここまで「米油」の話を中心に話してきましたが、当社では米油以外に石けんや化粧品、飼料など様々な分野の商品の提供をしております。船橋の皆様とは、食はもちろん、暮らしに寄り添える企業になりたいと思い、ぜひ今後も船橋市内でのイベントなど地元船橋での活動をさらに増やしていきたいと考えております。
まいぷれ編集部 船橋の食卓から、日本の食文化を支える米油の未来へ。ボーソー油脂さんのこれからの挑戦が、本当に楽しみです。本日はありがとうございました!
國友さん、山田さん こちらこそ、ありがとうございました。
ボーソー油脂株式会社
本社事務所:〒273-0015 千葉県船橋市⽇の出⼆丁⽬17-1
公式サイト:https://www.boso.co.jp/
問い合わせ先:047-433-5551(代表)
公式Instagram:https://www.instagram.com/boso_komeabura/
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
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