船橋のサッカークラブをみんなで創ろう
(更新)
~全国クラブチームサッカー選手権に向けて、船橋FCの現在地とこれから~

「そこ!スペースあるぞ!」
「いけるぞ、みんなで押し上げろ!」
夜のグラウンドでは、船橋FCの選手たちが活気のある声を飛ばしながら練習試合を行っています。
船橋FCは、船橋市を拠点に50年以上の歴史を持つサッカークラブ。
地域密着型のクラブとして知られる彼らが、今、大きな挑戦を目の前にしています。
「全国クラブチームサッカー選手権」。2015年以来となるこの全国大会で、チームは「優勝」という高い目標を掲げました。
この日の練習試合は、その全国大会に向けた試合。
新たな戦術やポジション、メンバーを試す、チームにとって重要な一戦となります。
今回まいぷれ編集部では、その様子に密着させていただきました!

船橋FCは、船橋市を拠点に50年以上の歴史を持つサッカークラブ。30名の選手のうち、実に半数以上が千葉県出身という、まさに地域に根ざしたチームです。
18歳の若手から45歳のベテランまで。新田陽平選手(44歳/GK)のような経験豊富な選手から、深谷毅彦選手(18歳/DF)のような若手まで、幅広い世代が共にプレーしています。
特筆すべきは、選手たちの多くが船橋市内の中学・高校でサッカーに打ち込んできた経歴の持ち主。
藤原大河キャプテン(26歳/MF)を中心に、「地元が育て、地元で戦うチーム」として、世代を超えて一つのチームを作り上げています。

船橋FCの活動は週2回。水曜日の夜と日曜日です。
平日の練習は夜20時30分からスタート。それは、会社員として働く選手や、学生として学ぶ選手たちが集まれる時間帯。限られた時間の中で、全国大会という高い目標に向かって、選手たちは練習や試合に取り組んでいます。

そんな船橋FCが大切にしているのが「世界一地域社会に貢献するスポーツクラブを目指す」というコンセプト。
半年に一度のミニサッカー大会や保育園でのサッカー教室、地域イベントでのキックターゲットなど、様々な形で地域との繋がりを育んでいます。
さらに「船橋FCアカデミー」では、市内中学校の部活動選手を対象にした一貫指導プログラムを展開。次世代の育成にも力を入れています。
3月23日から始まる「全国クラブチームサッカー選手権」。
この大会は、地域の社会人チームが全国レベルで競い合う重要な大会です。1994年の創設以来、都道府県予選、地域大会を勝ち抜いたチームだけが、全国大会の舞台に立つことができます。
船橋FCの歴史の中で、最も輝かしい成績を残したのが2015年でした。千葉県大会を制し、続く関東大会も勝ち抜いて全国大会へ。そして全国の強豪チームが集う中で、見事ベスト8という結果を残しています。
それから9年。今大会で船橋FCは、2015年以来となる全国大会出場を目指しています。目標は「優勝」。
その準備の一環として行われた練習試合を、まいぷれ編集部では取材させていただきました!

日曜日の夕方、グラウンドに選手たちが集まり始めます。
全員が身につけているのは船橋FCのオフィシャルジャージ。開始前のアップや最終調整を、それぞれのペースで進めていきます。

全員が集まり、試合前のミーティング。
この日の対戦相手は東京都2部の強豪・FCsuntoryEGS。30分×3本の練習試合を通じて、全国クラブチームサッカー選手権に向けた戦術の確認を行います。
「負けちゃったねって終わらないように」
「ワクワクするサッカーをやりましょう」
監督からの言葉に、選手たちは力強い返事で頷きます。

ミーティング後、選手たちは各自でウォーミングアップを開始。その後、チーム全体での調整へと移ります。ゴールの設営も選手たちで手分けして行い、最後の調整を経て、いよいよ試合開始です。

この日の船橋FCは、より多くの得点を狙える「3-4-3」という新しい陣形に挑戦。
簡単に説明すると、後ろに3人、中盤に4人、前線に3人の選手を配置する攻撃的な形です。
序盤は見事に的中!得点も決めて、チームの雰囲気も上々です。グラウンド中から飛び交う声が印象的でした。
「左、スペースあるよ!」
「バックパス、オッケー!」
「プレス(相手を追い込むこと)いくよ!」
特にゴールキーパーの新田さんの声は、40代後半とは思えないほどの迫力。チーム全体で声を掛け合い、一体となって戦う姿勢が伝わってきます。
しかし徐々に相手の実力が目立ち始め、後半は厳しい展開に。それでも最後まで、選手たち全員が声を張り上げ、諦めることなく戦い続けました。

試合終了後、全員でゴールの片付けを済ませ、再びグラウンドサイドに集合。汗を拭いながら、振り返りのミーティング。
「船橋の人たちに応援されて、私たちはここにいる」
「この意識では通用しない」
結果は敗戦。しかし、選手たちの表情には悔しさと共に、必ず這い上がるという強い決意が感じられました。
チーム全員が持つ「個」の力を、「チーム」の勝利に結びつけることの難しさ。まっすぐ、時に厳しい戦いの中で、船橋FCは確実に成長を続けています。

中野和輝監督
「1本目、2本目、3本目のやらなければいけないことは、加入している選手全員が頭に入れておいて欲しい」
試合後のミーティングで、中野和輝監督は準備の不備を指摘します。社会人チームでありながら、監督が求めるのはプロフェッショナルな意識。その厳しい姿勢の裏には、チームへの深い愛情が感じられます。
「社会人になってからの全国大会。それってなかなか経験できないことじゃないですか」
2015年以来となる全国クラブチームサッカー選手権。この大会に懸ける監督の思いは熱を帯びます。
「働きながらサッカーをやって、全国で戦う。その経験を選手たちにさせたい」
データに基づく戦術の転換も、その表れです。これまでのリーグ戦8試合で15得点8失点。「2点取らないと勝てない」という分析から、4-2-3-1から3-4-3への移行を決断しました。

藤原大河キャプテン
「メンタルが弱いのが、私たちの課題です」
藤原大河キャプテンは、チームの弱点を率直に認めます。相手のスーパーゴール1本で流れが変わってしまう。しかし、それを隠すことなく受け止め、改善を目指す姿勢こそが、このチームの強さなのかもしれません。
「千葉県トップクラスの個々の力を持っている。でも時に恥ずかしいところも見せてしまう。その人間臭さも、私たちの魅力の一つだと思っています」
社会人チームならではの課題もあります。
仕事や家庭との両立。なかなか勝てない試合。コンディション調整の難しさ。
課題がある中でも船橋FCは、泥臭く、人間臭く、前を向いて走り続けます。
さらに、新しい仲間が加わり、世代を超えて意見を交わし合う中で、チームは確実に変化を続けています。
「理想と現実の狭間で」という言葉では表現できない、船橋FCの真摯な挑戦が、この船橋という街の誇りになっているなと感じます。

3月30日(日)午前9時30分。フクダ電子スクエアB面で、船橋FCの新たな挑戦が始まります。
全国クラブチームサッカー選手権。まずは各地域でトーナメント戦を行い、予選を勝ち抜いたチームが全国大会へ進むことができます。
船橋FCが見せてくれるのは、「最後まで諦めない」「走って戦う」という、創設以来50年受け継がれてきた"船橋らしさ"です。
観戦は入場無料ですので、グラウンドの熱気を、ぜひ会場で感じてください。
フクダ電子スクエアB面
(住所:千葉県千葉市中央区川崎町1-20)
・JR総武線「蘇我駅」から徒歩8分
・駐車場あり(有料)
※雨天時はピッチ状況により、試合が中止・延期となる場合があります。最新情報は公式SNSでご確認ください。
普段の活動も、さまざまな形で見守ることができます。
Instagram(@funabashi_footballclub)では練習風景や選手たちの素顔を、X(@funabashi_fc)では試合速報や最新情報を発信中。公式サイト(https://funabashi-fc.com/)では、試合日程やイベント情報を随時更新しています。
また「船橋FCアカデミー」では市内中学生の選手育成を、「キッズアカデミー」では幼児期からの育成プログラムを展開。未来の船橋を担う選手たちの育成も進めています。
さらに船橋FCでは、地域の皆様と共にクラブを育てる「船橋DAO」という新しい取り組みもスタート。オーナー権を購入することで、クラブの重要な意思決定に参加できるほか、試合連動のプレゼント企画や提携店舗での特典など、特別な体験ができます。
「スタンドの声援は、私たちの大きな力になります」
選手たちのこの言葉には、地域と共に歩みたいという強い思いが込められています。
時に人間臭く。けれど、だからこそ魅力的な船橋FC。
新しいシーズンの幕開けに、あなたも立ち会ってみませんか?
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
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